核爆破からどうやって我が身を守るか 4 疎開 | 全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

全国のスーパーで買うご当地食品を探しに(Seeking for the local food products in Japan)

食品スーパーが好きな私は、その土地でしか売られていないものを見つける旅に最近車でよく出かけています。現在住んでいる首都圏のスーパーでは見かけられないものを、各地のスーパーの売り場でご当地食品見つけたいと思います。

今まで核爆発からどうやって自分を守るかということについて色々と考えてきたが、結論のようなものは見えてきた。

 

地震や、津波、豪雨などと違って、核爆発は到達時間が早いので、余裕を持っての避難など出来ない。

 

要するにこれは生きるか死ぬかというどちらかの世界である。

 

爆心からある程度離れている第3級被爆地帯なら何とかなるだろう。

 

しかし2級、1級については絶望的である。

 

爆心付近の第1級については即死、第2級については生き残っても火傷や放射能障害にその後も悩まされる。

 

だいたい戦争というものはある日いきなり起こるものではない。

 

どこの国家も慎重なのである。

 

戦争の前には必ず非難合戦がある。

 

そして戦争の気配は一般国民でもわかるようにひしひしとやってくる。

 

これを戦雲がたなびくという。

 

北朝鮮はすでに『核で日本を海に沈める』と発言している。

 

その気が全くないものをいうわけはないので、ある程度そうした方針はあるということだ。

 

戦争が近づけばもっと政府間の非難の応酬が激しくなったり、アメリカ軍の兵力増強、韓国軍の臨戦態勢の構築、自衛隊の国内移動、予備自衛官の招集、政府、自治体の民間防衛の開始などの戦争対応策の発表などが行われるだろう。

 

こうして国民は戦争が近いということを感じてくる。

 

第二次朝鮮戦争が通常兵器のみのものだったら、日本にはそうたいした影響はない。

 

最初に言ったが、北朝鮮が自滅覚悟の核使用に踏み切った場合、日本列島への着弾の可能性もある。

 

これは色々なケースがあるが、いちいちそれに触れていると長くなるので、簡単な結論だけを述べよう。

 

着弾は多くて一発である。

 

それはどこかはわからない。

 

事前警告など北朝鮮がするわけはないし、そんな余裕もない。

 

自分が色々と考えて、ここに至った結論。

 

核による被害を避けたいなら、一番良い方法は疎開である。

 

物事が起こってから逃げるのは避難、起こる前に逃げるのが疎開。

 

疎開、あるいは住民全員避難については日本には伝統と経験、ノウハウの蓄積がある。

 

地震や津波の際の避難も、住民は自治体や警察などの指示に従い整然と行われた。

 

戦争末期の東京都民の疎開も特に混乱はなく行われた。

 

ここに今まであまり知られていない事実を発見した。

 

それは太平洋戦争の最終末期、1945年8月10日より、新潟市において、市民の全員疎開が行われた。

 

 

8月6日に広島、9日に長崎に新型爆弾が投下された。

 

新潟はこれを聞いて、次はここだと直感した。

 

長岡市は受けたのに、新潟市はまだ空襲は受けていなかった。

 

軍事輸送の新潟港もある。

 

県は布告をだし、10日夜より、市民に中心部より少なくとも10キロ以上は遠ざかるように新潟市民に通知を出した。

 

県や市は迅速に対応したのだ。

 

長崎市も対応していたが、その会議中に原爆を落とされた。

 

新潟市ではその夜より大八車や乳母車に荷物を載せた市民の列が郊外へと向かった。

 

13日には公務員、警察、消防、軍関係者を除き人っ子一人いなくなった。

 

疎開は迅速に実施された。

 

しかし15日には終戦の発表があり、爆撃の懸念はなくなったので、市民は徐々に帰宅していった。

 

この前の福島県沿岸地区の原発避難と似たようなものがある。

 

そして30年前に読んだいくつかの架空戦記の中にも疎開のシーンはあった。

 

それによれば東京都は区、市町村ごとに疎開先を山梨県、長野県あたりに割り振ったようである。

 

政府、自治体からの疎開指示が出れば比較的行きやすいが、独自の判断による疎開は、勤め先や子供の学校の問題などで大決断がいる。

 

地方に故郷、実家がある人はそこに帰ったほうがよいだろう。

 

でもそこが米軍基地や自衛隊施設、民間飛行場の近くならやめたほうがよい。

 

おそらくその付近の住民も別な場所に疎開させるだろう。

 

成田空港、関西空港なども危ない。

 

民間飛行場はすぐに軍事飛行場、物資集積場に早変わりする。

 

疎開先に適した場所は山間部。

 

地球のしわ、すなわち山脈、低くても山並み、丘、分水嶺、峠などは熱線や爆風を遮断する。

 

いわゆる盆地となっている場所が適している。

 

これらは東京に近くでは山梨県、長野県、群馬県や栃木県の北部、茨城県、千葉県外房、神奈川県丹沢山中、箱根山中などに行けばたくさんある。

 

ゴルフ、登山、スキー、渓流釣り、避暑地、別荘などが好きな人は土地勘があるだろう。

 

つまり山の中ならどこでもよいということである。

 

太平洋線末期の疎開でもそうしていた。

 

戦雲は徐々にやってくるので、そのタイミングは個人の判断だ。

 

自分は田舎の家に帰ろうと思う。

 

しかし鳥取県米子市も安全とは言えない。

 

航空自衛隊第3輸送航空団の美保基地(鬼太郎米子空港)、その近くには象の檻(電波収集か)、陸上自衛隊三柳駐屯地、島根半島には航空自衛隊高尾山レーダー基地、境港は大型クルーズ船が着くくらいだから軍港に転用可能、などが近くにある。

 

対北朝鮮対策の軍事施設がたくさんある。

 

先日には近くの出雲駐屯地も地対空ミサイルパック3が緊急配備された。

 

でもそんことを言っていればきりがないので、運を天に任せるしかないだろう。

 

この問題について調べていくうちに、日本への核使用の可能性はだんだんと少なくなってきた印象を持つようになった。

 

要は軍事的にも技術的にもそう簡単なことではない。

 

まずは北朝鮮が自滅を覚悟できるかという大前提がある。

 

次に貴重な核やミサイルを日本向けに使用できる余裕、ストックがあるのか。

 

もっと優先順位の高いところはいくらでもある。

 

それに技術的に可能かどうか。

 

昨日も述べたが、まだ核を積んだミサイルによる再突入状態での核実験はなされていない。

 

米ソも1963年の禁止条約以前にそうしたことはやったとは聞いていない。

 

この前、北朝鮮が太平洋で実験するといったのはこのことだと思うが、そう簡単なことではない。

 

不確実なものに貴重な核やミサイルを簡単には使えない。

 

さらに日米のイージスシステム、地対空ミサイルパック3、韓国配備のタードシステムなどにより撃墜される可能性もある。

 

結論を言えば、北朝鮮による核攻撃はない、あるいは著しくゼロに近い。

 

危ないと感じたらあれこれ考えずに思い切って疎開することだ。

 

自分のように車中泊が好きな人間は、地方の道の駅で家族と過ごすこともよい。

 

普通車ならテントを買ってキャンプなどもよい。

 

何か急に話が緩み、はしごを外したようで申し訳なかった。