4月上旬に続く今回は長野県北部地方へ。
国道17号から群馬県で18号入り、そのまま碓氷峠を上る。
峠を登り切ったところから軽井沢へ続くゆるい下り坂の所には、例のバス事故の現場がある。
その個所付近にはずっと金属棒のガードレールが張られていた。
何故こんなどこにでもある何でもないところで事故があるのか不思議でしょうがない。
国道17号はそのまま軽井沢を過ぎ、信濃追分、小諸、東御へと続く。
このあたりは大河ドラマの主人公である真田幸村の故郷。
右には浅間山とそれに続く烏帽子岳、湯の丸峠から落ちるなだらかな山裾。
左には立科、小県(ちいさがた)、御料牧場のなだらかな高原地帯。
その先には八ヶ岳、蓼科山がうかがえる。
上田を過ぎたところから左折し安曇野方面へ行く山岳地帯の道に入る。
長野県の高地では今が春の盛り。
道沿いにはいたるとこで桜の花が満開。
ふもとにはソメイヨシノ、枝垂桜、山肌には山桜のピンク色が目立つ。
また家の庭や垣根には紅、紫、黄色、白の春の木の花が。
しかし残念なことにこのあたりについては今まで興味がなくて名前はわからない。
ハナミズキはあるだろう。
山を下りると視界が開け、安曇野、明科に近づく。
正面には北アルプスの勇壮な山並みが見えてくる。
ふもとでは雪は消えているが、高いところや稜線などにはまだ残っている。
普段の年ならまだ下部まであるいは盆地の道の両側などには残雪があるだろうが、暖冬の今年はすでに消え去っている。
まずは情報を得るため行ったのは道の駅『ほりがねの里』。
ここの横は一面の黄色い菜の花畑だった。
地元の放送局も取材に来ている。
常念岳とその右の大天井岳を背景とした鯉のぼりはもう5月ゴールデンウイークになっている。
安曇野の名産はわさび。ワインもある。
そこで大王わさび農園へ行ってみた。
安曇野には北アルプスの高地から流れ出す清流に恵まれている。
わさび畑は初めて見た。
水草の根であることは知っていたが、わさび農園がこんな感じとは思わなかった。
ここは入場無料で大変良い。外国人観光客も多かった。
売店にはわさび関連のファーストフード。
お土産のわさび商品がずらりと並べてある。
生のわさびもあった。
でもこれを買って、家に持って帰ってもどうしようもないので買えない。
これはスーパーには絶対にある。
でも普及品のハウスやヱスビーのわさびと比べれば3倍は高い。
もちろん品質も良いと思うが、地産品が高いというのはここでもよく表れている。
高級品という事になる。
後でここのスーパーへも行ったが、生のわさびはどこに行っても置いてなかった。
まあそんなものだろう。
この地方の人がわさびばかりを毎日食べているはずはない。
しかしチューブ入りのものはハウスやヱスビーの陰に隠れてひっそりと置いてあったが、値段はスーパーでも高い。