保健所からの選択肢

先日、郡山市保健所の生活衛生課動物愛護課係の責任者の方と「犬猫の一時預 かりのボランティアネットワークの構築」に関して打ち合わせさせていただき ました。 これは、無用な殺処分を無くす上でも大切な役割を果たしてくれるシステムと して、推進したいと考えたからです。 そして、郡山市でも応援団への参加者が増え、漸くネットワークを構築できる基 盤が出来てまいりました。 先ず、郡山市の保護犬猫の現状をお聞きすると、現在、子猫の保護・収容が多い 5月~11月の月一回の譲渡会の開催や保護団体さんや、猫カフェさんの協力 で、殺処分数は大きく減少しているとの事。そこで、その譲渡会までの、または 里親さんが見つかるまでの飼育として、一時預かりのボランティアネットワー クが出来ることが、さらなる殺処分の減少、限りなくゼロへ繋げることが可能と なるのではないかという点で早くも意見が合致しました。

具体的には
.一時預かりボランティア制確立

.ボランティアが厳しい方に対して、情報提供できるネットワークを構築する

 

(保健所犬猫応援団として) 上記、二つの方向性として2016年度中の活動開始を目標に計画を進めます。 この二点に伴い、重要事項として保健所での一時預かりボランティアについて のセミナーの開催を予定。(決定事項ではございません。) 1.の一時預かりボランティア制度の告知に関しては、現状のネットワークを駆 使して行います。また、2.情報提供ネットワークに関しては、計画書を作成し、 市内参加者との協議の上、推進してまいります。

以上詳細を、随時、報告してまいります。

応援団として

一時預かりボランティア(短期)のネットワークは、応援の一環として構築しや すいシステムと思っています。


〔メリット〕

 

.飼養可能な住環境にお住まいの方で、愛情をもって接してくださる方であれ ば、高齢の方や転勤族の方も含め、一時預かりボランティアに参加できます。 殺処分を限りなく「0」に近づけるための活動の一つとして、全国に広めるべく、 先ずは地元郡山市でシステムを構築したいと考えています。 2.里親としてのチャレンジとして

終生飼養は、大きな責任を伴います。そして、犬猫との相性や自分自身の適正を判断する上でも、良い経験になります。 .ネットワークが広がることで保健所からの犬猫譲渡の選択肢の周知がはか れる。 4.一番のメリットとして一頭でも多くの命を助けることが可能となる。


〔デメリット〕

 1.情が移ってしまい、別れが辛い。

(大切な命を繋ぐためにどうぞ、ご容赦下さいませ)

今回、郡山市で進める上で、保健所の方からお聞きした現状をお伝えいたします。

 

 ○ 郡山市は福島県の中心に位置し、経済分野で 1 位(東北で仙台に次いで 2 位) の全国でも中堅クラス
  の都市で、保健所設置市として動物行政も担っていま
す。

 

収容情報等の公開や、譲渡会、犬・猫の飼い方講習会の開催など、啓発活動、譲渡を積極的に推進する自治体の一つです。

 

捕獲犬の飼い主への返還や適正飼養指導、ボランティアと連携した去勢・不 妊手術の推進、譲渡活動が大きな成果を上げている。

保護犬猫の収容スペースは現状では十分とは言えず、先の一時預かりボラン ティアへの期待は大きい。他地域でもこの収容施設に関して問題が少なから ずあると思います各行政とも予算を割くことが困難な状況にあります(神奈川でも建て替え費用として募金を募る)

また、飼い主が亡くなった場合などは、出来る限り、身内の方など、後見人の方に、大切な 個人の忘れ形見として後々の面倒をお願いする。

保護犬猫譲渡に関して、必要に応じて地域トリマー店の無償の協力で、綺麗 にし、お渡しすることが出来ている。

郡山市は保健所担当の皆さんの一頭でも助けたいとの気持ちが強く、その活動により、他地域より状況は良い。 


郡山市は 138,492 世帯都市で、4世帯に1世帯が犬や猫を飼育する
と考えると、約34千匹、業務としては当然であるとしても、行政頼りでは 無く、多くの市民が「動物は最期まで責任を持って飼養する」、「他人に迷惑 をかけない飼い方をする」を自覚する事が大切な命の為に必要な事を強く感じました。




犬猫を応援します