私の乳癌人生は内村君と共にあった
と言っても過言ではない。
北京オリンピック前から
内村君の存在は知っていたけど
2010年
抗癌剤投与で打ちひしがれて
横になりながら見た世界選手権の演技は
衝撃だった。
辛くて
ひとりの時は泣いてばかりいた私が
内村君の美しい演技に感動して涙が出た。
それ以来
演技のみならず内村君の言動に虜になり
ずっと励ましてもらってきた。
と同時に
特に毎年行われる世界選手権を見るたびに
「今年も生きて内村君の演技が見れた。」
と思ってきた。
もちろん
他の大会もそう。
ちなみにオリンピックは
録画予約をしていても
やっぱりその時間に見たくて
起きて観戦していた。
2010年のあの日から
死ぬまでに
どうしてもやりたいことリストのひとつが
内村君の演技を見ることで
しかも
これは常に上位に入っており
ずっと切望してきたことが現実になった
世界体操のあの感動は表しようがない。
リオオリンピック後も
進退が気になり
東京オリンピックを目指すと表明した時は
さくらちゃんと
「東京オリンピックを見に行きたい!」
と話していた。
東京オリンピック後は
なおさら進退が気になる中
世界大会への参加を知り
これが最後の世界大会の試合になるのでは?
と思った。
誰しも生きてる限りは
毎年ひとつづつ年齢を重ね
心身の変化が現れ
未来永劫
身体機能が維持できる訳ではない。
そう考えたら
『試合』はこれが最後のチャンスになる。
だから何がなんでも
世界体操の試合を見に行きたくて
結果
見に行けて
本当に嬉しかった。
そんな中
引退表明は
たまたま、朝、テレビをつけた時に知り
そっか…決めたんだ…と涙が出た。
ただ
引退で悲しい気持ちの涙ではなく
感謝の涙だった。
体操に興味がない人でも
『内村航平といえば体操』
『体操といえば内村航平』
となり
それは国内のみならず
世界共通の認識だと思ってる。
そして
体操をやっている人にとって
内村君は
敬愛する憧れの存在であり
異次元の存在でもあるとも思ってる。
その証拠に
どの大会を見ても
試合中にも関わらず
世界トップレベルの選手達が
内村君の演技に見入り
演技後に笑顔で拍手する選手が
あまりに多かった。
これは異常なこと
極めて稀なことだと思う。
それだけ内村君が
体操選手として
人間として
別格なんだと思う。
私も内村君の言動から
多くのことを学ばせてもらい
体操の演技や結果だけではない部分にも
魅了されてきた。
だから
この先も内村君から目が離せない。
ちなみに一昨日の引退会見は
夜、仕事から帰り
夕飯と入浴をすませた後
ノーカットでじっくりと見た。
引退表明後から
この引退会見も含め
「お疲れ様でした。」と言う声が多くあり
人それぞれだから
もちろん
その気持ちも分かるけど
私は「お疲れ様でした。」ではなく
かといって
語彙力もなく言葉が見当たらないけど
やはり
敬意と感謝の「ありがとう。」になる。
でも
本当はありがとうの一言じゃ足りない。
何はともあれ
内村航平選手の競技人生時代を共に生き
演技を見てこれたのは
私の財産である。
