弟の愛犬わかばが亡くなった。
ひこにゃんが11歳の時には
弟のところにいたから
少なくとも14歳にはなっている。
捨て犬だったから
正確な年齢は分からない。
弟は
わかばのことを
それはもう可愛がり
その愛情にこたえるかのように
どんなことも覚えが早く
とにかく賢い犬だった。
8年程前
病状が大変な時があったけど
わかばは驚異的な頑張りをみせた。
そのあとも大変な時があったけど
奇跡を再び起こした。
老化も加わり
この数年で耳が遠くなり
聞こえなくなり
認知症状も出てきた。
先月末
見せてもらった最後の動画は
弟と散歩する姿だった。
弟が「わかば」と呼んでも
わかばは振り向かなかった。
耳が聞こえないことを
教えてもらってはいたけど
あんなに大好きだった弟の声が
聞こえていないわかばの姿と
聞こえていないと分かっていても
何度も優しく声をかける弟の姿に
涙が出た。
2週間程前から
また体調が悪くなり
弟は
「今回はもうダメだと思う。」
と言ってた。
「じゅうぶん頑張ったし
年齢的にも仕方ない。
できるだけ苦しむことなく
そうは言っても
わかば自身は苦しいだろうけど
いつもと同じように過ごし
朝、起きたらいつもの場所で死んでた、
って最期だったらいいと思う。」
とも言ってた。
わかばは弟の支えだった。
わかばは賢いからそれを分かってた。
だから
どんなに辛くても
弟が心配で
置いて逝けなかったんだと思う。
きっと今もそう。
でも
必ず別れがくる。
わかばは
今まで同様
これからも
弟を見守ってくれるはず。
わかばは
ただの戸籍上だけの繋がりとは違い
本当の意味での家族だった。
わかば
ありがとう。
弟を支えてくれてありがとう。
本当にありがとう。
