卒業後もいつものようにいつまでもかけてあった

ひこにゃんの制服を片付けました。


毎度ながら、

いろんなことを思い出すと泣けてきちゃいました・・・感動泣き


その日の気分で色を決めて着ていたカーデガン。



ペコの気持ち-カーデ


とりあえず、取っておこう苦笑



さぁ、新年度が待ち構えておりますさくら。


ひこにゃんは進学。

ペコは転勤。


我が家は二人揃って新たなスタートになりますふたば



3年生の1学期の三者面談・・


「私立は行かないから受けません。

専門学校と国公立を受けます。」

と突然笑顔で穏やかに言い切ったひこにゃん。


それなりに、

進路について話はしてきたけど

そんな話は聞いてなく、

思わず担任に「先生、ちょっと待って!」と声をかけ

ひこにゃんに「何ぃ?それは家帰って話そう。」と笑


中学の頃から将来なりたいものの方向性は決まっていて

そのためにはどうしたらいいのか(類系や科目選択はどうしたらいいか)

どんな経路があるのか(大学・専門では何が違うのか)

その後どうするか(就職先はどうなるか)と話してきました。



子供なりに真っ先に目がいくのは受験料と入学金と授業料。

とにかく学費。

特に私立は高額。

学費以外、私立を受験しないという理由が何もない。


やはり、母子家庭と癌の母を持つ宿命は大きく、

危機管理を備えた経済観念は必須にならざるを得ない・・

そう思えてなりませんでした。


「とりあえず私立も受けたら?」と言うペコに

「・・考えとく。」


世の中には奨学金制度というものがあり、

それを利用してということも可能です。


でも、ペコが思うに、それはそれで大変なことです。


うちの場合、

もし、在学中、ペコに万が一のことがあったら

通学は非常に厳しくなります。

学費以前にまずは生活費が必要になります。


ささやかすぎる保険金だって

亡くなってすぐ手元にくる訳じゃないです。


奨学金制度を利用できるのは

親もしくは同等の支援者がいてこそです。


健康な時は

もし私立でどうにもならなかったら

奨学金制度の利用も考えようと視野に入れていました。


だけど、病気になり、

限りなく利用しない気持ちに変わりました。


万が一を考えるのはとても重要なことです。


だから、抗がん剤投与中に、ひこにゃんにも言いました。


「世の中には自分でやりくりして通学してる人もいると思う。

でも、それは、相当の覚悟が必要。

入学したらちゃんと卒業して資格も取得してほしい。

もし、万が一が起こった場合、

経済的理由でもう通学できないと途中でやめて欲しくない。

生きてるうちは協力できるけど死んだらできない。

お互い最悪の場合も考えて選択しなくちゃいけない。」


こんなことを言ったからだ・・とも思いました。


でも、これは言わなくちゃいけないことでした。


ひこにゃんは「考えとく・・」と言いながら

考える余地はないという感じでした。


「もし受けてたらどうだったんだろう・・どうしたんだろう・・

って後悔はお互いにしたくないから私立も受けてみたら?

受けたけどダメだった、受かったけど行かなかった、

では全然違うよ。」


ひこにゃんの返事は

「受験料かかっちゃうけどごめんね。」でした。


専門学校、私立大学、国公立大学を受験。


センター試験は前代未聞の大失敗。

この場に及んで、今まで見たことがない点数が・・・

一番ショックなのは本人だよね。


この点数が二次試験でどれほど影響するか・・

それを一番知ってるのは本人なんだもん。


気分は、この世の果て・・・


とんでもない魔物にとりつかれてしまったのであります。


そして、この世に神は存在しないことが判明・・

「待たれよ。それは神のせいではないのだよ。」

と諭す声が聞こえてきたけど

我が家にセンターの神は存在しなかった!

って、これは冗談(笑)

でも、やはり、気分はそんな感じ(笑)


そんな中、専門学校と私立大学は合格。


どこに入学金を振り込むか・・

ひこにゃんの意思は変わらず。


「あんな高額な学費を出してもらってまで行く必要が自分にはない。

そのお金で一緒に行きたいこと、やりたいことがたくさんあるよ。」


笑顔でそう言われました。


だから、卒業旅行はリクエストのディズニーにしたんです。

ひこにゃんの思いを大切に、

これからたくさん旅行して、もちろん、近くのイオンも買い物もご飯も

いろんなことをたくさん一緒にしていきたいです。


センターが命取りとは本当によく言ったもので巻き返しならず、

専門学校に行くことにしました。


負け惜しみではなく、各校、一長一短なのは確かです。


何に、どこに、重きをおくか・・で選択が変わってきます。


そして、何より、

ひこにゃん自身が病気やケガもせず、

ペコも病状の変化がなく、

無事に受験を終えることができたことに感謝です。



思えば、2年前の大震災は

国公立後期入試日の前日でした。


ひこにゃんが学校の集会で聞いてきた話を教えてくれました。


その日、男子の先輩は朝登校し勉強。

予定より早めに切り上げ、先生の激励を受けて出陣し、

それから数時間後に大震災が起きました。

彼だけ連絡が取れず、ご家族はもちろん学校でも安否を心配。

数日後、彼から学校に連絡が入ったそうです。

福島県内で新幹線に乗車中震災に遭い避難所にいると。

彼はしばらく避難所でお手伝いをすると言ったそうです。


あれほどの大震災。

多くの人の命と生活に関わるまさかの突然の大惨事です。


ありふれた日常

当たり前の日常

続くはずだった日常


なんかいろんな思いが押し寄せて泣けてくる・・


とにかく、


ひこにゃんの思い・選択を大切に

同じ道にすすむひこにゃんを

これからも精一杯応援していきたいです。