一年前の今日が手術でした。


入院は前日。

仲良しのお友達のリリちゃんが朝の忙しい時間にわざわざ迎えに来てくれて

病院まで送ってくれました。

夜、先輩が来て下さいました。

もちろん、ひこにゃんも。

学生時代からの親友のクロちゃん、職場で一番仲良しのルーちゃん、

もちろんリリちゃんも忙しい合間に何度もメールをくれました。

お世話になっていながら言えなかったチャキさんには病室からメールしたので

とてもびっくりされていました。


手術は初めてです。

入院もお産以外でしたことがありませんでした。

健康だけが取り柄でした。


手術当日の午前中、術前訪問で看護師のハナさんが来てくれました。

転移してないか、という不安はありましたが、

ハナさんが入ってくれるんだからうまくいかないはずがない!

と思っていました。



お昼頃、急遽、手術の開始時間が予定より1時間程早くなると言われました。

ひこにゃんは午前中の授業を受けて早退してくる予定だったので

慌てて学校に連絡し、伝言をお願いしました。

「すぐ行くからね!」と折り返し電話をくれ、

時計を見ながら病室を出たり入ったりしていると

廊下を走ってくるひこにゃんが目に入りました。


ひこにゃんは手術室まで手をつないで歩いてくれました。



手術台に寝てモニターを装着。


まさか自分がこの立場になるとは思っていませんでした。


そして・・・目が覚めたら、もう右胸はないんだ・・と思いました。



ぼんやりとした意識がでてきた時はもう病室でした。


ひこにゃんと話したこと、夜、先輩が来て下さったことは覚えていますが、

あとはよく覚えていません。


意識がはっきりとしてきた時、部屋は暗かったです。

枕元の電気がついていて、モニターの画面が眩しく光って見えました。


痛みが強くなかなか体が動きませんでしたが

ベッド柵につけてある腕時計を見たら23時過ぎでした。


・・・右胸に手を当ててみるとガーゼで覆われていました。



もうないんだ・・

分かってる・・


暗闇の天井を仰ぎ、そう思いながら涙が流れました。



生きるために右胸がなくなりました。



手術後しばらくはひとりで泣きながら着替えをしました。

なかなかお風呂に入れませんでした。

抗がん剤の副作用もしんどかったです。今も、です。

脱毛で髪はツルツル、眉と睫毛もほぼなくなりました。


いろんな気持ちの中、生きるって大変なんだ・・と思いました。

なんで私なの?とも思いました。

じゃあ、誰ならよかったのか、

私の変わりになっていい人なんて誰もいません。

毎日、傷跡だけではなく、なくなった胸を、段違いな胸を目にします。

分かっていても喪失感に襲われる時があります。


行きたいところに行ける。

食べたいものを食べれる。

おしゃべりもできる。

嬉しいことや楽しいこともたくさんある。

ひこにゃんがいる。

ひこにゃんの胸がなくなった訳じゃない。


ちゃんと分かってます。


頭では分かっていても気持ちがついてこないことが多い一年でした。



いろんな気持ちの中、時間は過ぎていきます。


生きてる証拠です。


癌に限らず、今日も多くの方が手術を受けられたと思います。

手術前・手術後の方

辛い治療を受けられてる方

リハビリ中の方

転移・再発に不安を抱えている方


もちろん、病気だけでなく、

ご家庭・子育て・職場など人間関係、日々の生活で悩み苦しんでいる方


ペコは病気になってから何度か言われました。

「ペコに比べたらちっさい悩みなんだけどね。」と。


みんなそれぞれに悩みがあるのでペコより小さい悩みなんてありません。



ひとりぼっちに感じてしまうと時もあると思います。

もう頑張れないと思う時もあると思います。

愚痴と弱音しかでない時もあると思います。

頑張れない自分が情けなく思える時もあると思います。


そんな時ペコは、

今はそうゆう時なんだ・・と思うようにしています。


諦めではなく次のチカラを蓄えるためです。


頑張るしかないから頑張るのですが、

休むことなく頑張り続けようとするとやっぱり疲れます。



そして、サポートをされている方・・・


サポートをして下さる皆様のチカラはとても大きいです。

でも、それに気づかない時もあります。

気づいていても伝えられない時もあります。


きっと、本当は今のペコの気持ちと同じだと思います。


退院してから状況を伝えた友達。

びっくりしていました。

気にかけてもらえること嬉しく思っています。


ペコを支え、助け、見守って下さるたくさんの方々

いつも本当にありがとうございます。

なかなか直接お礼がいえませんが、とても感謝しています。

これからもどうぞよろしくお願いします。