存在する為の理由が必要だった。
無意味に生きて行くのは難しい。
大した価値のない自分なのは分かっているけれど
それでもちっぽけな理由が欲しかった。
私をこの世に創造した人達は
「アナタナンカイラナイ」と言い
私は途方にくれて理由を探し
欲しいと言う人に自分を与え
ベッドの上での一時は自分が必要になった様な
その感情が欲しいが為に中毒患者の様に
同じ行為を繰り返し
自分の存在の無意味さを名残を洗い流す
シャワーの中で一層に実感する。

いらないのであれば何でこうしてここにいるのか。
いらないのであれば遡ってなくなってしまいたかった。

私はいつでも途方にくれて
ずっと理由を探してる。
存在する為の理由が必要だった。
無意味に生きて行くのは難しい。
大した価値のない自分なのは分かっているけれど
それでもちっぽけな理由が欲しかった。
私をこの世に創造した人達は
「アナタナンカイラナイ」と言い
私は途方にくれて理由を探し
欲しいと言う人に自分を与え
ベッドの上での一時は自分が必要になった様な
その感情が欲しいが為に中毒患者の様に
同じ行為を繰り返し
自分の存在の無意味さを名残を洗い流す
シャワーの中で一層に実感する。

いらないのであれば何でこうしてここにいるのか。
いらないのであれば遡ってなくなってしまいたかった。

私はいつでも途方にくれて
ずっと理由を探してる。
猫たちを新居に連れてきた。
初めて身をおく場所に不安そうに周りを見て回る。
今迄生きてきた環境とはまるで違う新しい場所。
ふかふかのカーペットもなければお気に入りだった庭のベンチもない。
私の意地で始めた暮らしにこの子達を巻き込んだ。

決して品の良いとは言えない地域に酷くうるさい非常識な住人。
時折する物音に驚いて不安げに私を見上げる。

詫びの言葉がいったいどれだけの意味があるのだろう。

この家で暮らし始めて始めての涙。

私はこんなに無力だ。




人生で初めての自立生活
そして気づく自分の無知さ加減

地球の裏側で深夜にホテルを確保しろと言われれば出来る
何処かの国の片田舎でバスを用意しろと言われれば出来る
でも私はガスの元栓がどうなっているのかとか
どうやったらボイラーがつくのかとか
そういう知識が全く無い事に今迄気づく事もなく
過ごしてきた事実を知った

自分の口座に入っているお金が全ての予算だとか
そういう普通の大人だったらとっくに普通であろう感覚も
今迄しっかりと感じた事がなかった

元の家に残してきた家具を運び入れる迄はベッドが唯一の家具

一人で寝ているのに右側によってしまうのは
いつの間にか付いてしまった癖

なんの音もしない自分の住処で送る生活
外の音がこれだけ多彩な事に初めて気づく




iPhoneからの投稿

昨日の夜家を出た。

些細な事に腹を立てて口汚く私をののしる彼。

異国で暮らしている私に事ある毎に出て行け、と言う。

だから出てきた。


行く場所がそうあるわけでないのを知っていて

それでもそういう事を言う様な彼と同じ空間に居たくない。

行く場所がなければ出て行かないとでも思っているのだろうか。

見くびられるのには我慢できない。


怒りに任せてスーツケースにめぼしい服を詰めて家を出た。


今夜の宿は確保できた。

明日の事は明日考えよう。


決まった宿も無い今の方が家に帰るよりも心が軽い。





遠く離れてるはずのアイスランドからの火山灰で

まずイギリスの空港が閉鎖になった。

それから日を追うごとに増えていく完全閉鎖の空港。

帰る日がわからずにまた1日1日と不本意に足止めをくらう人達。


最近は毎日帰れない人達のケアで一日が終わる。

先週一番早くオフィスを出たのが9時前。土曜日は自ら進んで出勤した。 

風邪薬とカフェインを大量に摂取してとどめに砂糖で追い討ちをかける。

必要なのは役立たずな体ではなく

脳と話す為の声、それさえあれば乗り切れる。


案の定、ヨーロッパ全土からひっきりなしに鳴る電話の対応で

あっという間に夜になり、結局終電を逃した。

会社がホテルを取ろうとしたけど断った。 

始発までのたかが数時間の為にホテルに行く事にあまり意味はない。

ベッドに横になったらきっと外が暗くなるまで寝てしまうだろう。


旦那はバカな行為だと言う。

風邪で熱まであるのに出社して挙句の果てに終電を逃す。

確かに馬鹿かもしれないけれど不器用な私は

「仕事」と名のつくものは終わらせないと気が気でない。

責任感とかじゃない ただ収入をもらう事に臆病な自分がいる。

収入=価値 私の仕事が足りなくて無駄だと思われるのが怖い。


だからひたすら歩き回って餌を探す働き蟻の様に

与えられた仕事をこなしていく。

そうやっている間は何も考えなくて良い。

化粧の時間どれくらいかかる? ブログネタ:化粧の時間どれくらいかかる? 参加中
本文はここから

会社に行く時は20分。
食事をするのと同じ事。
義務に似た繰り返しの行為。
最低限必要な外に出る為の準備。

夜遊びに行く時は45分。
行き先と行く面子でメイクを決める。
女同士のチェックは厳しい。

素の自分から離れたいだけ
その分化粧に時間をかける。
じっくり時間をかけて化粧をすれば
少しは違う自分になれる気がする。

化粧がなかったら上手く笑う事すら出来ない。
人の目を見るのも緊張する。
化粧をする事で準備する。
人から見た「私」になる準備。

不自然な着色料で美味しそうに見せる
不健康な、でも食べてしまうお菓子の様に
不純物で飾り立てて中身を隠す。
少しでも美味しく見えるように。




チョコレートがやめられない。

決して甘党ではないはずなのに

食べ終わってはまた一つ口に運ぶ。


オーバーした分のカロリーを

食事を抜く事で調整する。

空腹感はあまり感じないのに

ただチョコレートばかり食べてしまう。


甘みと一緒に感じる罪悪感。

鏡に映るのが怖くすら感じる。


そしてまた一つ口に入れる。


口の中で溶けていくチョコレート。

頭の中で溶け出す何か。


私は食欲でない何かを満たす為に

罪悪感を頭の中一杯に感じながら

箱の中に綺麗に並べられた小さな塊を

また一つ摘み上げる。


たった数秒、溶けきるまでの短い時間。

それを感じるだけの為に。


中毒の様にそれを求める。

私は所有されていた。

それがすべてだと思っていた。

そうしないと生きていられないとすら思っていた。

その人は私に何を命じるわけでもなく

ただ視線だけ、それだけで私を飼っていた。

言われた事は何も拒否しなかった 

彼のおもちゃ箱から放り出される

それが何よりも怖かった。

「伸ばしたらいいじゃん」

その一言で私は髪を伸ばし始めた。

「こっちの方がいい」

彼の好みに合わせて下着から何からすべて変えた。

彼女になる事なんて望んでいなかった。

他に何人もいる「彼女」より

どんな形でも彼の「物」でいる事

それが一番大切だった。

私に放棄を匂わせて

戸惑う私を観察する様に見ながら

冷たい口元だけの微笑みを浮かべる。

しばらくそうした後に

「おいで」

と言って自分の隣に呼ぶ。

失う恐怖とそれが冗談とわかった安堵で

涙がこぼれそうになる。

その涙を落とさない様にしている私を

彼がまた愉快そうに見ていた。

同じ事が時折形を変えては繰り返された。

私が彼に怒る事はなかった。

だって彼は自分のオモチャで遊んでいただけだし

所有とはそういうものだった。

少なくとも私にはそういうことだった。

春のあの日に突然終わった。

いらないと言われた訳でもなく

思い当たる理由があった訳じゃない。

結局は不要になってしまったのだろう。

彼が私の前から消えてしまった。


探したら見つかったかもしれない。

でも探す事はしなかった。

だって所有するのが彼の意思なら

破棄するのも彼の意思だから。

私には彼を探す権利はない。



そう思った。

それからしばらくの事はあまり思い出せない。

生きていけないと思ったけど私はこうして生きている

誰かがいなくなったって生きてはいける。

数年後に再会した時も

彼が突然いなくなってしまった理由は聞けなかった。

平気なフリをするのが精一杯。

引き込まれたらという恐怖に似た感情と

ただ会う事が出来た事への喜びで

自分の表情すら分からなかった。

彼の目に捕らえられる。

それだけで思考が停止する。

体が火照っていくのがわかる。

「おいで」

彼はちっとも変わらない。

私はいつになっても彼に所有されている。




女を証明しなくてはいけない。

そうしないといても立ってもいられない。


そんな日は下着から選び始める。

締め上げる胸を大きく見せるブラジャーをつけて

見せるわけでもないけど挑発的な下着をつける。


しっかりとメイクをして10cmを越すピンヒールを履く。


オフィスまでの道を歩く。

さりげなく視線を流して自分に向けられた視線を確認する。

会議中に向かいに座った同僚を意識しながら足を組み替える。


彼は誘えば私と寝るだろうか。


時折書類を動く彼の指を見る。

彼の指はあの時どの様に動くのかを想像する。


むず痒さを覚えてまた足を組みかえる。


女に執着する私は醜いのだろうか。

熟れすぎた果実が甘い匂いを発しながら崩れていく様に

私も熟れて崩れていく。