深碧の落ち着いた色味の中にまるで海流を閉じ込めたかのようなの模様のペンダント
私が以前読んだ本の中にこんな言葉がありました
「水流元海入」
水流れて元海に入る
簡単な意味としては
すべての川は流れが異なっていても終わりは海に流れ着くように
人にはそれぞれ違いはあっても皆仏の世界から離れることはない
人はそれぞれ違いがあって当たり前です
皆、育ってきた環境も見てきたものも違います
これは何も人だけではありません
植物、動物、昆虫にだって皆違いがあります
しかし、唯一人間だけが、その違いを悩みに変えてしまう生き物ではないでしょうか
お釈迦様が菩提樹の下で悟りを開かれたとき
この世界の「縁起」に気づかれたといいます
縁起とは「他との関係なしに単独で存在しているものはない。すべてが関わりあって成り立っている」ということです
「宇宙船地球号」という言葉を知っていますか
私たちは個々の違いにばかり目が向いてしまうと
対立し、苦しみ、争いを生み出すことにつながります
しかし、「宇宙船地球号」という大きな視点で見るとき
それぞれの違いはありながらも、地球という船で共存しているという事実にあたらめて気づきます
違いに目を向けるのはほどほどにして「共に生きる」ことを考えてみましょう
という内容でした
この夜光貝もそれぞれ育った環境で模様は様々です
しかし、そのひとつひとつが美しい
個々の模様の違いがあるから面白い
人も貝も皆同じですね
この貝を見て
またひとつ大事な事に気づくことができました