<荒訳>グーグル幹部ワエル・ゴニム氏 CNN独占インタビュー | shellvalleyのブログ

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CNNのイヴァン・ワトソン記者が
グーグル幹部ワエル・ゴニム氏に独占インタビューを行いました。

(まだまだ荒訳ですが、いま時間がないので、取り急ぎ掲載します。
 一秒でも早く、皆さんに見て、呼んで欲しいので。
 間違いが沢山あると思いますし、後で修正が入りますが、許してください。)



2011/02/10 10:00(日本時間) CNN

グーグルの幹部ワエル・ゴニム氏のCNN独占インタビュー

日本語訳を読んだ後にぜひぜひ動画(英語版)も見てください。

http://cnn.com/video/?/video/world/2011/02/09/wael.ghonim.interview.cnn



CNN::ワトソン記者


「あなた達は革命を計画していたのですか?


「はい、そうです。」


「どのような計画だったのですか?」


「私達の計画は、みんなを街に出させようというものでした。

 一番最初に貧困層が多く住むエリアから始めようとしました。

 私達の要求は、全て人々の日常に関わるものでした。」



「ムスリム同胞団が1月25日からこの運動に係わっていた
 という憶測をたくさん聞きましたが、どうなんですか?」


「ムスリム同胞団は組織としては全く係わっていませんでした。

 ムスリム同胞団は、公式には関与しないことになっていたのです。

 ただ、もし同胞団の若者が我々の活動に加わりたいと言ったら、

 止めたりはしないとは言っていました。


 自由な社会に行きたければ、インターネットにアクセスすればよいのです。

 若者達がそこで、禁止事項のないメディアを見れば、

 他の国々と自分の国の本当の姿が見えてきます。

 みながコミュニケーションをはかり、協力しているのが分かります。」



「これはインターネット革命ですか?」

「全くその通りです。これはインターネット革命です。

 私は、“革命2.0”と呼ぼうと思っています。」



「エジプト政府はいま変化すると言っています。
 委員会を開き、憲法を改正し、前回の大統領選の調査を行い、
 若者の要求を尊重し、検挙をやめ、報道の自由を守ると。
 このような政府のメッセージについて、あなたはどう思いますか?


「残念なことに、まだ交渉のときではありません。

 私達は25番街に行きました。政府と交渉をしたかったのです。

 私達はドアをノックしました。


 ところが政府は私達との交渉を夜にしようと決めたのです。

 その交渉には、ゴム弾、警棒、放水、催涙弾などが使われたことはご存知でしょう?

 そして私達の仲間が500人も拘束されました。

 私達は「ありがとう、メッセージを受け取ったよ。」と思いました。


 そして今、私達の運動が広がり、ここまで大きくなったら急に

 政府は私達の要求を聞こうというのです。」



「あなたは捕まりましたが、偶然ですか?それとも標的となっていたのですか?」


「私を狙っていたのは分かっていました。

 政府が私を捕まえたがっていたのは知っていましたから。」



「捕まった時は、どうでしたか?」


「非常に怯えていました。」


「目隠しは?」


「ええ、されました。」


「ずっと?」


「ええ、拘束中はずっとです。」




「私は銀行口座など全ての財産を弁護士に委ねました。

 私は死ぬかもしれないからです。

 あの広場には、同じような人がたくさんいます。」



「死ぬことは怖くなかったですか?」


「もちろんです。

 政府は私達に甘い言葉を投げかけます。

 しかし、数日前のスレイマン副大統領の声明にもあるように、

 エジプトの民衆はまだ“民主化“の準備が出来ていないと言います。

 これが今の政府の真実を表していると思います。

 数人の人物が自分達が有利な立場にいるからと全てを決め、

 メディアを洗脳の道具として使い、

 野球のバットで、反対派を殴りつけているのです。」



「あなたは、何か責任を感じていますか?」


「いいえ。

 人命が失われたことは申し訳なく思っています。」





(涙)

「私は、今まで死んでいった仲間達のことが脳裏に焼きついています。

 私や私の兄弟が殺されたかもしれないのです。

 例えばこれが戦争で武器を持って戦った結果ならまだ分かりますが、

 誰も武器を持っていませんでした。たった一人も。


 死んでいった人達は、誰かを攻撃した訳ではありません。

 ただ無差別に発砲されて死んだのです。

 警察は橋の上から、下にいる人々を撃ったのです。


 これは犯罪です。

 ムバラクは大統領を辞任するべきです。

 犯罪を犯したのですから。


  私がぜひお話したいのは、"私は死ぬ準備が出来ている“ということです。
 
 私には失うものがたくさんあります。

 私はいまは休職ですが、世界最高の会社で働いています、

 私には最高の妻がいて、子供達も愛しています。


 しかし私は、私の夢が実現するために全てのものを失っても構わないと思っています。

 誰も私達の“望み“を止めることはできません。 

 だれもできません。


  
 そして私はこのことを、スレイマン副大統領にも伝えたい。

 スレイマンもこのインタビューを見て欲しい。


 スレイマン、あなたは私達を止めることはできない。

 私を誘拐なさい。私の仲間を全員を拉致したっていい。

 牢屋に入れてもいいし、殺したてもいい。

 でも、あなたが何をしようとも、私達は必ず祖国エジプトに戻って来ます。


 もうあなた達は30年間もこの国を支配してきたのです。

      
 もう充分です。

 充分です。

 じゅうぶん。。。。。





CNNワトソン特派員のインタビュー後の感想:


感動的なインタビューでした。

ゴニムさんはアメリカ人女性と結婚し、2人の子供と一緒にドバイに住んでいます。


1月25日からの抗議活動。

その組織の中心となったのは、インターネットを使いこなす、

愛国心と決意に満ち溢れた若者達でした。

彼らの戦略は、「匿名性を保ち、公には顔を出さないこと」でした。

今後の問題は、ゴニムさんがこの大きな草の根運動のリーダーに

なることができるのか?ということでしょう。


ゴニムさんは、教養のあるエルバラダイ氏を尊敬しています。

エルバラダイ氏が移行政権の指導者になる可能性がある、と指摘しています。

ムスリム同胞団については、当初の抗議活動は同胞団が始めたものではないと

ゴニムさんは言っています。

ムスリム同胞団はエジプト政府と同じように大きな脅威となってきたが、

エジプト社会の一部であり、よい人達だとも語っています。

同胞団のイデオロギーには賛成できないが、

この幅広い草の根運動の中では、協力できると考えています。


ゴニムさんは、11日間、独房で目隠しをしたまま過ごしました。

1回だけシャワーを浴びるときにだけ、

目隠しを外してもらったと言っています。

さらに尋問も受けました。


彼は釈放後、亡くなった人が多いことにショックを受け、

いまとても感情的になっています。


ゴニムさんは、自分は英雄ではない。

リーダーになることもない。と語っていました。




END