カブトムシはいいけどカミキリムシはダメ? | shell studio

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我が家は大変に自然豊かな地域にあります。

裏の川にはアユもカニもごりもウナギも(噂ですがね)います。
庭はほぼ森というかジャングルのような体たらくですので、
カブトムシ、クワガタ、ホタル、セミ、バッタはいうに及ばす、
歓迎されないところでは15cmクラスのムカデやマムシ、野生猿や熊など
猛獣猛虫がわんさと暮らしています。


5歳児を「プールへ連れて行く」という約束をしていたのですが、
裏の川につかってればいいじゃん!
どうせプールには魚もカニもいなくて混んでいるんだからさ!
と親は強引に川へ沈めております。


「いやーん、プールへ行ってみたいの!」
そうだよね、文化の香りを享受したいんだよね、キミも。
ただ自然水につかっていたいんじゃなくて、
なんかこう、ウォータースライダーとか、波の出るプールとか、
なんかステージでイベントがあったりするやつ。


わかっていますが、どうも駐車場から並ぶところなんか
行きたくないんですよー、おかーさん。


若い近所の大工のおとーさんが、
かわいい息子が「カブトムシが欲しい」というのだそうな。
それで、夜な夜な「カブトムシハント」にお出かけする。
ついでだから、と我が家の息子も連れ出してくれる。


一時間ほどその辺をうろうろして帰ってくるのですが、
けっこうな数の親御さんがうろうろしているため、
カブトムシ(♂)は品薄。なかなか拾えません。


我が家の周りは「カブカブハンター銀座」です。
夏は夜中明け方、ハザード出して止まってる車が結構あります。


カブトムシ(♀)や、クワガタ(♂)ならまあまあ拾える。
まあ毎回お茶を濁して帰ってくるのですが、
毎日2、3匹を捕まえてはちいさい虫かごに押しこめてます。


調べるとエサはバナナと。


と言う訳で、一週間もすると、
なんかうじゃうじゃして気持ち悪い異臭のする物体の出来上がり。


ブームが去ったころにそっと「森へお帰り」とやるのはおかーさんの係です。


で、ですね、
先日車に乗った際に、ばかでっかいカミキリムシがくっついていたのです。
若い大工のおとーさんも
「今年はカミキリムシが大発生」と言っていました。


「おっ、すごいのがいるじゃん。これ虫かごに入れたら」
と息子に進めると、なんとまさかの
「ギャーッ!!」
悲鳴と号泣、おかーさんのいじわるー!という怒号。


ええー、カブトムシがオッケーでカミキリムシはアウトな訳?
なんて難しいラインが引いてあるんだ。
おかーさんには両方とも同じに見えるぞ。


…おかーさんが子供心に対して無理解すぎるのか?