子どもの遊びに大人が口出ししてはいけないのではないかしら。 | shell studio

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みなさま、GWはいかがお過ごしでしたか?

いよいよこれから4連休!って言うときに、保育園の帰り際に先生にお声をかけていただきました。
「がんばってくださいねえ~」

そうです、ゴールデンウィークなんて、親ががんばる期間でしかないですよね。
おまけに「こどもの日」なんて
ネーミングの祝日まであるんだからいけない。

ええーい、なんで
「親の日」っていう、親だけの祝日の日はないんでしょうねえ。

我が家では、庭の草むしり、えんどうやらブロッコリーやらの
苗植え、日帰り温泉、焼肉屋サン、回転すし屋さんといったところ。
いわゆる「安・近・楽」といった感じですかね。

それでも、ウチは高校生から保育園まで、
4人もわらわらわらわらわら
しているものですから、ちょっとお出かけ、
ちょっと外食しては
万札が一枚、二枚と飛んでいきます。

「食わしていくのがやっと」とか、「食わしていけない」とかの
表現がまさにリアルといった家庭環境であります。とほほ。

お天気の良い日に、親が庭に出ていると、
ちょろちょろとやってきて、
ダンボール箱を見つけてきては出たり入ったり、
いすにしたり「ひみつきち」を作ったり、
小さい子のイマジネーションは本当に見ていて楽しいですね。

「安全」な場所というものがなかなかないご時勢ですが、
なにもない庭に段ボール箱だけで
長々と遊んでいる息子を見ると、
子どもの遊びって本来こういうものなんだよなあ…と、
つくづく思います。

現代は子どもを「食い物」にする商売が多すぎて、
子どももろとも親も混乱しているような気がします。

昔は、子ども相手の商売というものは、「こどもだまし」と呼ばれて、
ほんの手遊び程度のものしかなかったように思うのですが、
今は「子ども」をターゲットにして、
大の大人が寄ってたかって、何十人もの知恵を集め、資金を使って、
「ほら、面白いでしょ?」とやりますね。

面白いに決まっているんです。
頭の良い大人たちが、腕によりをかけて、お金をかけて、そして人生をかけて
開発したゲームなんですから。

それに見る見るうちに取り込まれていく子どもたち。
そして将来は僕もゲームクリエイターになりたいという。

ゴールデンウィークの間だけでも、
ゲームのない暮らしにしてやりたかったんですが、
そうもできない意志の弱い私。

「ねえ、ゲームしていい?」と聞いてくる子に、
「30分だけね」と時間を決めてやることしかできないのです。