この春、新しい門出を迎えるお子様をお持ちのママも、
たくさんおられることと思います。
まずは! おめでとうございます!
こどもが、ご入学ご入園など、新しい世界へチャレンジしていく姿というのは、
すがすがしく美しく、感動的なものですよね。
今こそ、ママのご苦労がしのばれる機会、といっても
過言ではありません。ついウルウルしちゃいますよね。
かくいう私も、本年度は2回の卒業式と入学式がありまして、
とりあえず小学校の卒業式には参加してまいりました。
先に行われた中学の卒業式は、ちょっと諸事情で欠席。
どうやら不参加だったのはワタクシオンリーだったらしく、
驚いたママ友がちゃんと写真と動画を撮っておいてくれました。ほっ。
しかし。
卒業式だけではないのですが…
この子ども参加のセレモニーというのは、なんでこんなに無理やり(に見えるほど)、
感動的仕上げにするんでしょうねえ。
卒業する子どもたちが、
「将来は日本一のプロテニスプレイヤーになります!」とか、
「先生や家族に支えられて、今まで一生懸命勉強してきました!」
なんて大声で発表したり、
在校生が
「いつまでも先輩方の築いてきた伝統を…」などと
コールしたり。
嘘だあ、お前らこの6年間、一秒だって考えたことないだろっ!!
って親なら絶対思うような、歯の浮くセリフのオンパレード。
まあセレモニーでそんなツッコミを入れても仕方ないのですがね。
この会場にいる大人子どもほぼ全員が
「早く終わらないかなー」
と思っていると、私は確信しているのですが、いかがでしょう。
「日本一になります!」や
「将来有名なお医者さんになってみんなを助けたいです!」
を、全校生徒の前で言うのって、みんなへっちゃらなのかしらん。
だって、結果的には嘘になっちゃうんだぞ。
そして、校長先生をはじめ教育委員会の方の祝辞。
見事にかぶってしまいました。
それは、金メダルをとった選手や、世界レベルのサッカー選手のお話。
つまり、くじけそうになって、練習もイヤになってしまった時、
それでも、家族やみんなに支えられて、厳しい練習に耐え抜き、
立派な選手になりました。
皆さんも、努力をたゆまず、夢を叶え、立派な人間になってください。
うーーーーーーーーーーーーーーん。
「無理だろっ!」って思わずつぶやいてしまいました。