子育てで、何にやきもきするかといえば、
なんだか元気がないとき。
「あら、熱っぽい…」
「セキが長引いてる…」
「鼻水が…」
こんな風邪かな?という症状、こどもって、すぐなりますよね。
ここで困っちゃうのは、
「お医者さんに見せた方がいいの?」という判断。
気になること、いつもと違うようならお医者さんに来てください、
熱が出たら来て下さい、って言われるけど、
正直言って、子どもの鼻水や咳は日常茶飯事です。
特に保育園や幼稚園に行きはじめて最初の年は、
もう、2日登園、3日休む、みたいなもの。
園から電話がかかると、ドキドキして心臓に悪いですよね。
もちろんいつもと違う症状なら、お医者さんへ行って判断してもらうのも
大事なことだと思います。
我が家でも、「大した事なさそうだけど…」
と思いながらお医者さんへ行き、
そのまま髄膜炎疑いで検査入院したこともありました。
このときは、やっぱり、いつもより、よりぐったりしている感じがありました。
ただ、何人か見ていると、だんだん
「んー、これくらいなら様子を見ようかな、自然に治っていくかな」と思う基準が出てきます。
ひとつは、
食欲があること。
熱が高くても、水分も取れて、ある程度食欲があるなら、そんなに心配は要らなさそう。
二つ目は、
おしっこ・ウンチがちゃんとでること。
下痢というわけでもなく、ちゃんとうんちがでて、一時間に一回くらいはおしっこが出るなら、
水分も取れているし、身体機能もまだがんばっているみたい。
そして三つ目は、
大事なことなのですが、意識がはっきりしていて、機嫌も悪くない、ということ。
熱があるのに、家族がいてくれるのが嬉しくて、おやつも嬉しくて、
おしゃべりがとまらないなんて言う時は
そんなに心配は要らないと思っています。
もう、39℃オーバー!!なんて高熱には心底ビビらされますが、
熱の高さと重病かどうかは関係がない!!
という目からウロコのお話を聞いてから、あんまり動揺しないようになりました。
子どもの免疫機能はまだ経験が浅いので、どんなウイルスにでも全力対抗する、
その結果、オトナだったらびっくりするような高熱を出してしまうそうです。
上の3点がクリアーできていて、そんなに機嫌も悪くないようであれば、
我が家では40℃でも自宅待機しています。
そんな高熱のときに、車に乗せたりお医者さんで順番待ちしたりするのは
子どもにも辛かろうとも思うのです。
(もちろん、これはケースバイケースです)
高熱を出すことで、子どもの体が、未知のウィルスと戦っている。
古代から続いてきた、人間が生き抜いて獲得してきた免疫機能というものを、
じっと見守ってやるのも、大事なことだと思うのです。
暖かくして、ゼリーやプリンなど口当たりがいい、食べたいものを用意してやり、
お母さんがそばにいる。大体3日もたつと、元気になってきて、うろうろし始めるようです。
この辺のさじ加減って、本当各家庭で違うので、
我が家の場合がすべてに当てはまるわけではないのですが、
もし良かったら、
「へえ、そんな家もあるんだ」と心にとめておいてくださいね。