パパがいないと | shell studio

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だいたい、日常のこまごまとした家事は
お母さんがやっていらっしゃるご家庭が多いですよね。
もちろん最近は「育メン」や「主夫」といった言葉も生まれ、
積極的に家事育児のメインをやっておられる男性の方も
増えてきているようですが、
我が家ではやはり私、ママがメインとなっております。

掃除洗濯ご飯のしたく、と一言でくくられてしまう家事ですが、
いやいや、
食事の支度ひとつとっても、重たい牛乳やビールの買出しから、
少しでも安くて安心なお肉やお魚、お野菜だって新鮮で季節のものを
たくさん食べさせてやりたいし、ティッシュやトイレットペーパーなどの
日々の消耗品も買ってこなくちゃいけない。
それもお金には糸目がぴっちりついているんですから、
家計のやりくりも頭に入れつつ…なんて離れ業!!

やっと帰宅して冷蔵庫に割り振って、今夜の食事の支度に取り掛かり、
お米だってとがなくちゃ炊けないし、野菜もたくさん食べさせたい。
エアコンもエコな設定だから、火を使っているうちにキッチンは暑くなり…

子どもたちや家族で楽しい食事をして、さあおしまい。

なわけはなく、あわただしくお皿を片付けキッチンを片付け、鍋やフライパンを洗い、
お弁当箱を洗って明日のご飯もよういしなくちゃ。

もうこれだけで山盛りなのに洗濯物を干してたたんで片付けて、
あっちの部屋もこっちの部屋も掃除機かけてトイレを掃除して、
合間に子どもの塾のお迎えに行き、歯医者の予約に駆けつけ、
おばあちゃんからはお買い物も送迎も頼まれる。

夜、やっと至福のビールに手をかけたところで、はたと気がつく、
「今日は学校の役員会だった…」

もうね、お母さん売り切れです!!
と叫びたくなりますよね。
家事って、本当毎日こまごまとしたものの連続なんですよね。

でも、ちょっと思うのは、こまごましたことばかりしていると、
視点もつい小さくなってしまう。

宿題したの? お金足りてる? お部屋片付いた?

でも、そればっかりじゃない。
人の生きるってなんだろう。今大切にしなくちゃいけないのはなに?
子どもたちに「生きる」を教えるのは我が家ではパパの役目なのです。

肝心要のところで、子どもたちに礼儀を教え、しきたりを教え、
ヒトへの敬意を教え、
そしてもちろん子どもですから、
それらをうかうかと忘れて揉め事を起こした時、
我が家ではそれは全部パパが仕切ります。

家庭の実務では若干(^^;)頼りないパパなんですが
やはり男の子だらけの我が家では要なのです。