誰でも初めてってしんどい。もちろん育児も。 | shell studio

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初めてのことって何でもしんどいですよね。

赤ちゃんが生まれると、「おめでとう!」とみんなに祝福されて、
ああいよいよ赤ちゃんと新しい生活が始まるんだわ…なんてウキウキしませんでしたか?

まさか、この後1時間おきに泣いたりウンチしたりする生き物に振り回されて、
美容院にすらいけない寝不足地獄の日々が続くなんて、思いもしませんでした、私。

産婦人科では、おっぱいあげる度にアカンボを裸にむいて、体重を量っていたもので、
私は退院してからもそんなものかと思っていました。

そのため、1時間どころか30分おきにおっぱいあげては、オムツを開けて取り替えて、
ゲップをさせて、吐いちゃって、また着替えさせて、泣くのでおっぱいあげて、
なんとまたオムツを見たらおしっこしてるのでまた替えて…

この作業、ワンクールで30分や40分くらいかかっていたので、
もう何がなんだか分からなくなっていました。

アカンボが泣くのは何かのサインに違いない、と思っていましたし。
だから、泣き始めると
「すわ!なんだ、オムツかおっぱいか、どこか痛いのか、衣服がきにいらないのかー!?」
と大騒ぎ。もう昼夜問わず。

いや、別になんでもなくても泣くんだわ、と気がついたのは
第二子が生まれてからでした。とろすぎます。私。
オムツも一回おしっこしたくらいであわてて替えることはないんだな、
と開眼。やっぱりとろいです。

おっぱいあげるのだけはやたらと上手になって、
右の乳でも左の乳でも自由自在に、寝たまま姿勢を変えずにあげられる様になりました。
15分だけ熟睡する事もできるようになったし、泣くアカンボにびびらなくなったし。

添い乳で寝ていたら、看護婦さんが「そんなことできる人見たことないわ!!」って
絶賛!?してくれましたね。
ふたり目で、乳がたれてきたせいかもしれません。

初めてのことって何でもしんどいですよね。
やはり、どんな仕事でも、二回目って楽だわー…と心から思います。
コツや流れがわかっているということは、とっても大事。
逆に言えば、初めての仕事が最初ッからうまくいくはずがないんですよね。

これを間違いなくこなそうと思うから、
育児ってすごく重くて辛いものになるような気がします。

現在私は4人の子がおりますが、三人目は育てたような覚えがあんまりない、
というのが正直なところですし、
四人目は「ごほうび」と呼んでいます。
三人育てた私への、神様からの「ごほうび」にこんなに可愛いものをくれたんだわ、なんて。

まったくもって自分勝手な感想ですね。
最初の子の時は泣いて「もう無理だ、育児なんてできない、母親失格だ」とかわめいていたんですよ。心境の変化って恐ろしい。

だから初めての赤ちゃんを育てているヒトは、しょげないで、めげないで、
「しかたないさ、初心者だもん」と心をおおらかに日々を過ごして欲しいなと思います。
いろいろ大変なんです、本当にそうなんです。よく分かります。
日々泣きたいのはこっちだよ、と思いますよね。

でも、一回体験しておけば、二回目はずっと楽。
三回目は自動的に体が動く。四回目はお楽しみです。

五人の子持ちの保育士さんは
「五人目からが面白いのよ!」って恐ろしいことを言ってましたよ。

どのママの育児も、明るく安らかであることを心から願っています。