ママトモの難しさは | shell studio

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4月から新しく入園してきたお友だちも、だいぶ慣れてきた6月。
みんなリラックスして仲良くなってきましたね。

子どもたちが仲良くなったところで、そろそろママ達も少しずつ打ち解けてくる…
そんな時期ではないでしょうか。

「あら、同じクラスだったんですね」
なんて会話から、今日は寒いですね、暑いですね、
どちらに住んでいるの?

なんてお互いに少しずつお話してみたり。
私自身も、あまり根掘り葉掘りきくのも失礼かと思いつつ、
手探りで会話を進めています。

ママ友は世間ではいろいろと言われたりしますが、
やっぱりある意味「同志」なので、お互いに助けたり助けられたり、
心強い見方です。

どのお母さんとも気が合うかというと、そんなことは決してないのですが、
親子二代にわたる、長いお友だちを得ることもあります。

私のことで言えば、
我が子4人と全部学年がかぶり、
そして全部同じクラスを経験しているにも関わらず、
いまだに電話もしたことのないような関係から、
たまたま子どものそろばん塾で出会って、それからずっと親しい友だちとして
お付き合いしている方まで、様々なママトモがおられます。

まあそんなものですよね、友だちなんて。
子どもの頃だって、クラス全員と仲良くしていたわけではありませんもの。

ただ、こんなことがありました。


先日、新しく入園されたご家族がありました。
明るくてやさしそうなご夫婦と、元気な男の子。

男の子はとっても可愛がられていて、親子教室も、ご夫婦で参加されていました。
そのとき、ウチの息子もたっぷりと遊んでいただき、お世話になったのです。
私はとても嬉しくて、お礼を言ってから少し立ち話をして離れました。

後で、たまたま、知り合いのママに
「どちらの方か知ってる? 」
とたずねたところ、彼女は前からの知人でした。

すると、彼女の口からは思いもかけない言葉がありました。

そのご家族は、少し前にお子様を病気で失っていたのです。
まだその痛手からはとても立ち直っておられず、
大変なご心痛の中で暮らしていらっしゃるとの事。

それを伺ったときは本当にショックで、
私はうっかりと
「ご兄弟は?」
などと余計なことを聞かなくて良かった…などと心から思いました。

どんな言葉から相手が傷ついてしまうかは、
なかなかに予想が立てられません。

不用意な言葉で、心を傷つけてしまったら、
場合によっては修復不可能なこともあります。

もしかしたら、仲良くなれない理由は、私の言葉の中に潜んでいたのかもしれない。
私はそんなことを考えると、ぞっとしてしまいました。

ママトモは、学生時代の友達と違って、
いろいろなものを心に背負っている事があります。
ご主人のこと、お子様のこと、ご家族のこと、仕事のこと…

みんなできれば穏便に、
穏やかな関係を築きたいと願ってはいると思うのです。

けれど、
それぞれにみんな立場が違います。
しょっている荷物がみんな違うのです。
隠しているカードが多いので、分からないこともたくさんあります。

そんなことから、ママトモって難しいところもあるのかもしれません。