火を眺める時間 | shell studio

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日曜日の夕方、庭でバーベーキューをしました。

その日は朝からのんびりモードで、子どもたちと昼寝したり散歩したり、
ほとんど一日中うつらうつらしていたような感じでした。
どこにも行きたくなかったのです。

でも、3時すぎからさすがにちょっと退屈。
かといってビールやワインに手を出すのもまだ早い。
自転車の練習に飽きた子どもたちも、ちょろちょろしていました。

「炭火でもおこそうか。」
夫の提案。

日が翳るとまだ肌寒い6月の梅雨空、でもまだ雨は降り出していない。

よーし!!やろう!

ということになり、小さい子どもたちを連れて、お肉屋さんまでドライブ。
あれこれと2キロ買い込み、
近くのJA産直のお店でピーマンと新たまねぎ、トマト、米なすをゲット。
ついでに手作りのケーキも買えました。

それから部活に参加していた中学生の息子を拾って、
4時すぎ、いよいよ炭火をおこしました。

パチパチと炭のはぜる音。
合間にパラパラッと雨も落ちてきましたが、
屋根の下なので大丈夫。
時々夕焼けの光も差してきました。

さくさくっと野菜を切って、お肉を焼いて、
子どもたちと簡単な庭ご飯を楽しみました。

さてさて、大人はカシュッ!  カシュッ!
と楽しい音を立ててビールやチューハイを開けていれば
数時間くらいあっという間なのです。

しかし、意外と子どもたちは飽きちゃうんですね。
宴会でもそう。
おなか一杯になった息子たち、
「部屋に行ってゲームしてもいい?」
なんて事まで言い出します。

「だめ~。庭にいて。」
それから、
「子どもだけでやったらいけないよ」
と、空いた炭火にいたずらするのを許可しました。

すると中学生から4歳まで、
それぞれ木片や葉っぱ、棒切れを拾ってきては火遊びを始めました。

めらめら燃える炎を真ん中に、ぐるぐる回るこどもたち。
踊ったり歌ったり走ったり…
代わる代わるひざに乗りに来ます。
転んで泣いて、また笑ってお話して。

結局火遊びだけで8時過ぎまで過ごしました。

炎って、
どうしてこんなに心を捉えるんでしょうねえ。

こんな時間の過ごし方を、
少しでも多く持ちたいなと心から思いました。