お友だちががぶっと。 | shell studio

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新しい年度が始まりましたね、
この四月から保育園や幼稚園にに行き始めるお子様も多いのではないでしょうか。
今までおうちでママと楽しく過ごしてきたわが子、さてさて楽しい園生活ができるかな?
と、ママもどきどきですよね。

毎年、実はこの時期の保育園は阿鼻叫喚!!

いやーーっと絶叫する子、涙をしゃくりあげ、ママのスカートを握って離さない子、
きびすを返して逃げ出す子…それを見て思わずお母さんも涙々。
泣き喚くわが子を何とか先生に託して、園を後にしたものの、10分後には様子を見に戻っちゃうママもおります。私の知り合いのママは思わず
「やっぱりウチの子は無理!  今年はやめときます!」と叫んじゃってました。
もちろん一ヶ月も経ったら笑い話になりましたが。

まずは慣らし保育や午前中だけの登園などで、ゆっくりペースをつかんでいきましょう。
この世の終わりみたいに泣いていても、慣れてくれば5分もたてばケロリとしたものです。

そして、子どもたちにとって、新たな世界との触れ合いが始まります。
おうちの中で王子様お姫様アイドル太陽として愛されて大事にされてきた子どもたちですが、
なんとそれが1ダースもそろうのです。

お着替えもおかたづけも、黙って立っているわけにはいきません。
ご飯だって、ひっくり返す前に手を出してくれていたママはいません。
気に入ったおもちゃだって、そう簡単には貸してもらえません。

それだけだって大変なのに、周り中王子とお姫様なのです!誰も自分の言うことを聞いてくれない! 
実はお互い様なのですが、今までとの大切に育てられてきた環境の違いに、
子どもたちは大騒ぎです。

そして自分の要求を通すためには、最終的に武力行使も致し方ないとの判断!!

結果…
「すみません、お友だちとちょっとやり取りしているうちにガブッとやられてしまいました」
と先生にすまなそうに言われる日が来るのです。

見るとわが子の腕にはくっきりと丸く歯型が。
お前のお友だちはサメかーいっ! と突っ込みたくなりますが、
ここでお母さんはカーッとなってはいけません。
「そのおうちはどんな教育をしてるのかしら!」とか「先生が見てないから!」なんて怒ってはいけません。相手から謝罪がない! なんてことになっても放っておきましょう。

一週間もしないうちに、
「実はお宅のお子さん、○○ちゃんに噛みついちゃったんです」
しかも、やっちゃった相手は無実の女の子で、かわいいまるいほっぺに青あざくっきり。
なんて、脱力するような事件が発覚したりします。

意外と、怪我をした方には情報が行っていても、させた方には特に連絡がない場合もあります。
知らないのは親御さんばかりなり、ということもあるのです。

お小さい方々の団体生活では、本当に「やったりやられたり」で、「お互い様」。
毎日のことですから、もし泣いて帰ってきて
「いじわるされたーっ!!」なんて言われても、ママはおおらかに抱きしめてあげて、
よしよししてあげましょう。
だいたいそれで大丈夫。明日には元気に登園できます。
ここはママも耐えるところです。預けたら、お任せする。
お子さんを信じて、園を信じて、思い切ってわが子を預けてくださいね。