大丈夫であるように *cocco* |  * YURAGI *  

大丈夫であるように *cocco*

coccoの「大丈夫であるように」という、ドキュメンタリー映画を紹介させていただきます☆




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内容はcoccoのライブツアーに監督が同行して、coccoの歌、気持ち、活動、などを追いかけていく感じです。




*内容を書いてしまうので、まだ観てなくてみようと思っている方は、読まないで、本編を観て下さい。きっと私のつたない文章では伝えきれません。もちろん、読んでから観てみよう!!と思えたらぜひご覧ください*







沖縄の街を歩くcocco。



子供やお年寄りに気さくに話しかけて笑っているcocco。



しなやかな体に、とても似合っている服を着て歩いてるcocco。




そんな場面からはじまります。










その姿は、普通の明るい女性。

普通だけど、生命力あふれる感じがします。



でも、その体は細いです。細いというか。。。もうガリガリ。。。


前のブログにも書きましたが、coccoはツアーという体力も気力もつかうであろうお仕事をしてるなかで、拒食症でした。


食べたくても食べれない。みんな心配しておいしいものを作って持ってきてくれるけど、吐いてしまう。

それが申し訳なくて、なおさら食べれない。。。(この食べれないという状況は雑誌に書いてありました)



この映画の中では、この撮影中、coccoは沖縄の黒砂糖しか口にしなかった、となっていました。


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私はこのときのツアーのライブを観に行きました。


北海道のです。



2回目だったのですが、歌は素晴らしく、彼女の魅力があふれてました。



けど、最後の曲のcoccoの合図で終わるであろうところで、coccoは動かなくなって立ちすくんでいました。



ながいながいギター音ベース音ドラム音を、バンドの他のメンバーが止めました。





coccoはあいさつするわけでもなく、手を振るわけでもなく、メンバーに手をひかれてそでへ帰っていきました。









??????えっ??????







何がおこったかわからずに「えっ??なんで??どしたの??」となっている中、ライブが終わり、後ろの方で女の子が大泣きしはじめました。







このときは拒食症だとは知らなかったし、活動を休止して、歌い続けるという強いエネルギーのなかにcoccoはいるんだろうなと思っていたので、びっくりしました。








映画の中の歌うcoccoは力強くて、でも儚くて、エネルギッシュで。。。




移動の時にメンバーと笑いあったり、息子とはしゃいだり、自分で炊いたお赤飯をみんなに配ったり。。。






でもその反面、ツアーの最終公演の後に楽屋にこもって廊下に聞こえる程の声で鳴き叫ぶcocco。




彼女は、「自分は何も救えていない。何もできていない。歌ったって山ひとつ動かせるわけではない。」と語りました。


「自分は無力だ。」と言いました。




私のような凡人から言わせれば、歌を歌ってたくさんのひとに届けて、救われたと感じる人がいて、他になにが足りないの??と正直思ってしまいます。






原爆ドームをみて「また自信がなくなってきた。。。」

沖縄の辛い経験をしてきたおばあちゃんを救いたいと願う。







異常な責任感。








もちろん彼女のファンです。私は。でも、人のため、沖縄のため、みんなのため。。。


そうそんなに強く思えるなら。。。まずは自分を救ってあげてほしいと思ってしまいました。





でも、拒食はきっとcoccoが今生きるために必要なことなんだと思います。必要って言ったら。。。語弊があると思いますが。。。




そうすることによって心が死なないようにしているんだと思います。




でもでも、ご飯を食べなきゃ。。。




拒食も自傷行為ですよね。





自傷をしている方は生きたいんです。





でもでも、周りはやめて欲しい。理解できない。んですよねぇこれが。









私はどうか、coccoに少しでも自分の為に生きて欲しいです。1ファンがこんなん言うのも。。。あれなんですが。


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映画が進む中、私はファンレターっていうのは今まで誰にも一度も出したことがないんですが、「coccoになんか伝えてみたいなぁ」と思いました。



。。。と思った矢先!!!!


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coccoちゃん!!今まで届いたファンレターを燃やし始めました!!Σ(゚д゚;)




。。。なぜに??

手紙ってさぁ。。。人の心がかなりこもったものだよね??





私はこの時、フル回転でcoccoの思考を考えたんですが。。。わからんかった。





あとになって雑誌のインタビューで「あの行為は、助けてって言われても、心の叫びを届けたくても、私ができるのは歌うことなんだよってことだったの??」ときいて、coccoはそうかもと答えていました。(このやりとりは正確じゃないかも。でも今は一気に書いちゃいたいんで、確認しません。雑誌。)


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手紙にさっと目を通して、くしゃってして次々に火の中に放り投げるcocco。



火はごうごう燃えます。



最後に自分の髪をその場でハサミで切って一緒に燃やしました。












最後に画面に映し出された言葉。





  



coccoはこのあと拒食症の治療のため入院。




  



みんなで、願い事を書いた布を繋げて沖縄の海の砂浜に飾ったものが誰かの手によって燃やされた。













最後に流れた綺麗なcoccoの歌声を聞きながらいっぱい、いっぱい色々考えました。




体の中心を流れている魂がひゅ~~~~ってなっていく感じがしました。










coccoのウェブサイトで新曲が発売されること、小説が発売されることを昨日知りました。








私はcoccoの歌を聴いていきます。



たぶんまた、ひゅ~~~~~ってなるんだろうな。

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