何もしない
いやホントに。
「寝られない!」と焦ってしまうよりも、寝られない自分を受け入れる。
「寝られないんだからしょうがない」という気持ちに切り替える。
開き直ると案外、寝られたりするもんです。
要は「寝られない」って考えすぎないようにするということですね。
若い頃はワタシも翌日の仕事の事を考えちゃったりして、余計焦って寝られないスパイラルに陥っていました。
ウイスキー薄めずに30ml飲んでも寝られなかったときは「とうとう酒に勝ってしまった…」という勝者の敗北感に苛まれたものです。
焦る、という状態は、交感神経にスイッチが入ってしまっている状態。
寝るためには副交感神経を優位にしないといけません。
深呼吸したら?
気分を落ち着かせようと深呼吸を試みる人もいるかもしれません。
でも実は、「寝られない」って焦っている時って、深呼吸する体じゃないんですよ。
それで無理に深呼吸を意識しても、「あれ? 深呼吸ってどうやるんだっけ?」って余計パニックになっちゃったり。
これ、ワタシがたまーにセラピストのお仕事をする時によく相談受けます。
「深呼吸しようとしたけど余計呼吸が浅くなった」って。
更年期障害
ワタシは今年に入ってから、更年期の症状と思しき体調の変化が顕著になってきました。
その中で特に困ったのが、「何か足がむずむず、体がそわそわする」。
眠くて横になっているのですが、眠りに落ちそうな時にゾワゾワするんですね。
最初はなんだこれ?って思っていたら、どうやら更年期でそういう症状があるらしい。
香りの力を借りる
このゾワゾワは、ホルモンバランスや自律神経の乱れからくるものらしいので、ラベンダーの香りを嗅いでいます。
エッセンシャルオイルをティッシュに1滴。
これを枕元に置きます。
昔はねぇ、ラベンダーの睡眠効果がワタシには強かったんですよ。
逆に起きられなくなっていたので、あまりラベンダーは使わなかったのです。
ところがアロマインストラクターになってから、色々な方と「香り」の話をしていると、50代60代の人が口をそろえて「ラベンダーの香り、昔は苦手だったけど40すぎてから落ち着くと感じるようになった」って言うんですね。
わかるわー。
細かい話になるので割愛しますが、ピローミストは「気持ちの切り替えには有効」かもしれませんが、ガチで睡眠障害がある時は役に立ちません。
特に値段の安い合成香料のものは、肝心の植物ならではの成分が含まれていなかったりして、「ラベンダーっぽい香り」がしても「ラベンダーの成分」が含有されているとは限らないのです。
ピローミストはニールズヤートくらいのレベルのものでないと意味がないんですね。
↑楽天市場にはニールズヤート公式ショップがあります
これは好みの問題ですが、枕に直接香りを吹き付けるのは、ワタシはちょっと抵抗があるので(鼻炎もありますし)、ティッシュに取って枕元に置いておく方がいいですね。
香りが強いな、って思ったら、少し遠くに置けばいいですし。
なにはともあれ、寝られないと気づいてしまったら、もう「寝ることを諦める」くらいの気持ちでいたほうが、余計なストレスも溜まらずにリラックスできるという話でした。
気持ちの切り替えが大事。
