お盆当日よりもお盆の前の方が忙しい。

 

窓を開けて寝たら明け方寒すぎて早起きしてしまいました。

年取ると早起きになるというのを実感しております、蘭月すばるです。

 

仏壇の掃除、盆提灯用意して、お寺さんに付け届けとお経料を持って行く。

スーパーでしきみとお供えの果物、和菓子、花を買って。

お墓掃除&雑草むしり。

お盆用の仏様の食器の準備。

 

ワタシは時々スピリチュアルな事も書きますが、基本『前世』というものには興味無いんですね。

現世に生きているのはあくまでも今の自分なので。

前世のカルマだなんだって、それは不運の言い訳じゃないのか?と思っているタイプです。

また、前世の徳というのもよくわかりません。

徳の積み重ねは確かにあるでしょう。

しかしそれは現世を生きているからこそ。

今の自分が全く知らない来世のために徳を積むのなら、ワタシは目の前にいる人のために何かをしたい。

(六道輪廻は否定しませんが)

 

混同してはいけないのは、ご先祖様と前世です。

ワタシは前世には興味はありませんが、ご先祖様、自分のルーツ上に存在した家族は大切に弔っています。

ご先祖様あっての今のワタシですからね。

 

これはこと自営業だから強く思うのかもしれません。

元を辿れば江戸時代中期までさかのぼる商人の家系で。

次男だったひいじいさんが本家の跡取りであるお兄さんからのれん分けして、ワタシの実家が始まります。

昭和初期から祖父、父と商売を受け継いできたのを間近で見ていましたので、「今自分がこうして商売が出来るのはひいじいさんや祖父のおかげ」というのは強く思いますね。

 

だからお盆や周回忌の法事はもちろん、お彼岸や命日など。

自分が墓守をしていることもあって、たぶんお墓に行く機会は多いかも。

 

「今年はレジャーに行けないから墓参りでもするか」

って自慢げに言っている人を見かけましたが、逆じゃ。

スピリチュアルな世界に興味はなくても、ご自身の祖父母をはじめとするご先祖様は弔いましょうよ。

実際にお墓まで遠くていけないとしても、お家に仏壇が無いとしても、その人のルーツにはいたはずなんですから。

自分がどこからきたのか?

前世は関係なくて、ご先祖様の話。

 

今、毒親だネグレクトだとニュースになることがありますが、きちんとご先祖様を弔っていれば毒親も発生しないんじゃないのかね?

極論ですが。

少なくともワタシの家系には毒親と言われるタイプの人もネグレクトもいませんから。

 

ご自分の祖父母、それ以前は知らないという人もいるかと思います。

しかしせっかくお盆という仏教の行事がありますから、その時だけはご自身のご先祖様に興味を持っても良いのではないかと思います。