やっと梅雨が明けましたね。

こんにちは、蘭月すばるです。

日々増えていくコロナの感染者数に、ド田舎ながらビクビクしております。

いつ隔離生活になってもいいように、2週間分の備蓄はしておかないとね。

これから台風シーズンですし。

 

ここのところブログがおざなりになってしまっているのですが、やはり書かないとね。

アウトプットは適度にしていかないと。

 

今年一番、訃報で驚いたのが、弘田三枝子さんの急死です。

私の中では志村けんさんの時を超えるショック。

 

まず最初に、私が弘田さんを知ったきっかけは、石井竜也さん。

97年、ソロ活動を開始した石井さんはさっそく『音楽空間アンモナイト』という番組を持ちます。

エンディングではいわゆる懐メロのカバーをしていたんですね。

その中で人形の家がありました。

 

 

なんとまぁ、石井さんの歌い方と声質とマッチした曲調なんでしょうか!

その後、2003年リリースのカバーアルバム『super nipops』に収録されました。

 

 

amazon musicでは聞き放題プランにもあります。
 
ほぼ同じ頃、母親が懐メロのオムニバスCDを購入。
その中にご本人のオリジナルが収録されていました。
 
『super nipops』のライナーノーツには石井さん自ら曲の解説があるのですが、その中で弘田さんについて「おそらく日本で最初のR&B歌手」と評しています。
2020年の今ではすっかりR&Bという言葉も浸透してきたと思いますが、90年代はそれほどR&Bという言葉はJPOPにはなかった記憶なんですね。
洋楽だとあるのですが、実際に私もR&Bという言葉を認識したのが、米米がキッドクレオール&ザ・ココナッツと共演した時のキッドさんの言葉でした。(ミュージックフェアにも一緒に出演)
この『KC2~』のアルバムが1993年リリースなので、米米に堕ちて1年くらいの頃ですね。
一番好きだった頃。
何もかも石井さんになりたがっていた頃です。
 
中学生の時に米米とマイケル・ジャクソンにほぼ同時にハマった時に、いわゆるブラック・ミュージック(今はそんな呼び方はしないかも)のジャンルであるFUNK、jazz、R&Bなど、意外とすんなり自分の中に入ってきたんです。
FUNKのあのベタッとしたベースとドラムのリズムがね。
 
2000年代後半、MDから本体メモリータイプのWalkmanに変更した私は、色々な曲をダウンロードするようになりました。
その中に、弘田さんのジャズカバーがありました。
『It Don't Mean A Thing』と『CARAVAN』。
メジャーなジャズの中でも好きな曲なんですけど、moraで見つけた時に「へー、弘田さんがカバーしているのがあるのか! VACATIONもカバーだしな」と思いつつ、購入。
2006年に新録されたアルバムでした。
 
参考

 

 

じゃずこれくしょんの中から、新録分の1枚目を単体で発売したものが↓『JAZZING』。

 

 

残念ながら今はmoraでの配信は終了してしまっているようです。

今こそ配信して欲しい!

 

特に『CARAVAN』のスキャットは必聴です。

そこで石井さんが評したR&B歌手という言葉が蘇ります。

R&Bのセンスが根底にあるから、ジャズのスキャットも無理がないんです。

 

私がジャズの曲名を知るきっかけは殆どがタカラヅカでショーで使われている→この曲なんだろう?→原曲を探すというステップです。

ショーですから、わりと軽めにアレンジされていることが多いんですね。

あと男役・娘役のキーの関係もありますから。

 

だからタカラヅカで聞きなれていたCARAVANですが、弘田さんverを聞いた時に結構重たくて。

ジャズというよりファンクって言ってもいい?くらいの重さなんですよ。

その重みの中でスキャットを聴かせる。

 

これね、聴き慣れるとクセになりますよ。

 

ご本人もまだまだ歌いたかったと思います。

(コンサートがコロナで延期になっていたのだとか)

合掌。