こんにちは、さすらいのモノ書き、蘭月すばるです。
今日は英真なおきさんが劇団の理事に現役で就任されたお話。
星担としては嬉しいです!
ワタクシの星組生観劇はほぼほぼじゅんこさんが組長でしたので。
現役での理事就任はじゅんこさんで7人目とのこと。
ほう、他にどなたが?(敬称略)
天津乙女
春日野八千代
神代錦
松本悠里
葉山三千子
轟悠
英真なおき←NEW
早々たる面々ですな。
葉山三千子さんも長年星組の組長をやっていらっしゃいましたからね。
天津乙女先生はもはや伝説のお方。
現役理事就任はじゅんこさんの前に一樹千尋さんがなると思っていました。
超絶歌ウマ、かつイケコ巨匠いわく「たぬきオヤジ役が巧い」。
ヒロさんの黒い役も好きです。
そう、ヒロさんの黒い役とじゅんこさんのオイシイ役を同時に堪能できるのが、96年の『二人だけが悪』(正塚晴彦・作/演出)ですね。
じゅんこさんは主演・麻路さきさんのCIA時代の同僚。オイシイ役所であり、最後姿を消す瞬間に、にやりと笑うところの演技。
ヒロさんはお2人の上司。
・・・なのですが、実はこの上司がクセ者だったんですねー。
じゅんこさんと言えば、女役もこなす名わき役です。
芝居だけじゃないんですよ。
ショーでも、大劇場公演で退団した当時の別格娘役・洲悠花さんのポジションに入ったりしていました。
96年星組エリザベートではルドヴィカ。
女性パートもなんのその。普通に歌ってらっしゃる。(後に2002年花組で夏美ようさんがゾフィー皇太后をされた時は腰が抜けるほど驚きましたけど)
97年 バウ公演 Elegy 哀歌(主演・稔幸)
五組化直前のバウ公演でした。
トリスタンとイゾルデの話を太田哲則先生がアレンジ。
じゅんこさんは王(千秋慎)の幼馴染で側近。1幕最後、登場人物がそれぞれの状況を歌い継ぐシーンは圧巻です。
98年 バウ公演 イコンの誘惑(主演・麻路さき)
バレエ講師、実はKGB。これも女役ですが、夏美さん、久城彬さんと3人でKGBトリオを組んでいました。
この時期に見ていたので、じゅんこさんはどちらもできる人のイメージ。
専科入りしてもう7年ですが、舞台人としてはもちろん、じゅんこさんのバイタリティが評価されていると思います。
組長時代、星組は大作の初演を行うことが多かったような記憶があります。
03年『王家に捧ぐ歌』初演
韓国公演
08年『スカーレット・ピンパーネル』初演
10年『ロミオとジュリエット』初演
11年『オーシャンズ11』初演
第1回台湾公演
ロミジュリやオーシャンズ11の初演において、演出に悩むイケコ巨匠がじゅんこさんに救われたというエピソードがたびたび登場します。
もちろん当時のトップ、柚希礼音あっての作品ではありますが、それを初日までにしっかり仕上げるという、組子の統率力とプロデュース力、それは組長のじゅんこさんあってのことだったのではないでしょうか。
そう、じゅんこさんは余興集団エマ・エージェンシーの創立者。
かつてはトップ候補と言われる人材までも在籍していたという・・・
(エージェンシーって今どうなんだろ? 蓮くんも退団しちゃうし)
じゅんこさんの初演作を、組をまとめ作り上げる手腕のお話を聞くと、エマ・エージェンシーがただの余興集団ではないことが伺えます。
理事になっても大劇場公演にたくさん出演して欲しい!
紅ゆずるの退団公演に出演しないのは残念です。
初舞台(88期は星組公演が初舞台)から見てきたベニがトップになって、退団するまでを見届けたかったのではないかと勝手に思っています。
