100周年在団の最後のトップ、龍真咲が退団発表しましたねぇ。
次回公演のショーがダイスケ演出で『Forever Love』ってタイトルが発表された時から、なんとなく、そんな感じはしていました。

蘭月がまさおを意識したのは結構遅くて、なんと2009年の『エリザベート』の時だったんですよ。
たぶん、名前と顔は一致していましたが、ちょうどこの期くらいから、タカラヅカファンお休み期間にはいって、復帰したのが2008年のミーマイ。
ミーマイはみりおこそジャッキーの役替わりがありましたが、まさおは紳士とか、そういうところだったから。
新公も卒業しちゃっていたし。

で、夢の浮橋は生で観てなくて、エリザベート。
ルキーニか。
一説にはまさおルキーニが悪目立ちしていたという批評もありましたが、蘭月個人としてはそんなに違和感なかったけどね…
(エリザベートの方が、あ、いや、なんでもないです)
この時のエリザに関しては、賛否あるでしょう。
まさにあさこちゃんが退団前にトートをやっておくべき公演、瀬奈じゅんのためのエリザでしたから。
むしろね、ルキーニを遼河はるひで、まさおはルドルフでも良かったんじゃないかという部分もあります。
あひちゃんのああいう濃い役は宙組時代に板についていましたから。

そして次のラスト・プレイ。
キリヤンの手下。
恋人役が蘭乃はな。

しかしまさおはよく耐えたなーと思います。
トップお披露目でロミオとティボルト役替わり、ベルバラも役替わり。
トップとしての重責だけを押し付けられたようなイメージでした。

蘭月の趣味として、まさおの悪役声が好きだったので、ロミジュリは迷わず龍ティボの日に行きましたが。
だってトップなのに2幕途中で死んじゃうんですよ?
最後、ジュリエットと結ばれてあの世で仲良く踊らないの?みたいな。

それでも、みりおが組替えしてからは「自由奔放な龍真咲」がいい方向へ弾けたのではないかと。
その結果、ミーマイのビルもぴったりでした。
PUCKの再演も、よく再現したなーという。
初演が好きだった世代にとっては、カナメさんのPUCK、という固定観念があって、だからこそ再演はしてほしいけれども変にやって欲しくない。
しかしこの時、ハーミア・愛希れいか、ヘレン・沙央くらま、ラリー・凪七瑠海、ダニエル・美弥るりか、ボビー・珠城りょうという「芝居の月組!」的な脇の布陣もあって、再演は成功。

退団会見の中で、「100周年記念公演から意識していた」と話していましたが、このPUCKを経てより一層、退団が現実的になっていったのではないでしょうか?
最後のエバー・グリーンの時なんて「絶唱!龍真咲」って雰囲気でしたもの。

そして会見で「(退団理由は)結婚準備です!」とジョークを飛ばす。
なんともまさおらしいと思った1シーンです。