商売柄、ネットに店の住所や電話番号が開示されている関係で、よくセールスのお電話を頂きます。

中には実際にお取引につながるものがあるので、セールスの電話でもとりあえずは話を聞くようにしています。

(太陽光発電とか投資関係は即お断りですが)


旅館時代に自分も営業をやっておりましたし、セールス電話もたくさん受けました。

スーパーの化粧品売り場では、色々なメーカーのセールスさんと接してきました。


だからからか、私なりの『セールスの流儀』みたいなものがありまして・・・


先ほど、珍しくHTMLタグをいじっていた時のこと。

HTMLに限らず、プログラミング言語は集中力との戦いです。

アルファベット1文字違うだけでエラーになってしまいます。


向うもタイミングが悪かった!と思ったかもしれませんが、こんなセールスの電話がかかってきました。


「ワタクシ、株式会社○○の■と申します。」

はい…?

「お世話になっております」

(? お世話になっている覚えはないケド…)

「以前、楽天市場に出店していたと思いますが、担当の蘭月さん(←ここは本名です)いらっしゃいますか?」

私ですが?

「あっ、あの、以前販売していらっしゃいました化粧品をネットで販売することは可能ですか?」

(なんだ? 卸の話?)

今でもamazonやヤフー!ショッピングで販売しています。

「当社は楽天市場でランキング1位の実績があるのですが、当社の店舗で販売しませんか?」

あー、すみません。

ウチはエンドユーザー向けということでメーカーと契約していますので、卸売りはできないんですよ。

「いえ、卸して欲しいわけではありません」

(じゃぁ何?)

「委託販売みたいな形で…」

(ドロップシッピングか?)

というと、お客様からオタクに注文が入って、ウチが発送するという形ですか?

「当社でもストックは持てますので」

(いまいち言いたいことの意味が分からないんだよなぁ。要は不良在庫は抱えたくないってことかなぁ)

結局、手数料とかを御社に払うわけですよね。

「そうです」

(卸と変わらないのでは?)

お客様から御社に注文が入るのは分かりますが、当社と御社間のお取引の流れはどうなりますか?

「お取引の流れ、ですか・・・?」

そうです。

在庫の状態、化粧品と言えども販売期限的なものがありますし、とにかくお金がどういう流れになるのでしょうか?

「在庫の管理とキャッシュの流れですね」

はい。そこが一番重要でしょ?

「では、ワタクシ新人で細かい所まではワカリマセンので、」


ここで蘭月はキレました。


新人だからって、肝心な取引の流れが分からないのにセールスの電話かけてくるんですか!

一番知りたいのはそこじゃないですか?!

電話に出る方だって、作業の手を止めて電話に出ているんですよ?


普段、電話口はもちろんのこと、家族に対してもキツいもの言いはしないので、聞いていた社長はビックリ!


難しそうなセールス電話の場合、「今お時間大丈夫ですか?」とか「忙しいところすみません」という言葉が入ります。

「今お時間大丈夫ですか?」と聞かれて、うっかり「はい」なんて言ってしまうと長々と電話が続いてしまうので、「3分くらいなら」と答えます。

そうすると相手も、遠回しではなく最初から提案を言ってくれます。

話が面倒臭くなって来た時も、「ごめんなさい、時間なので」と言って切ることができますし、向うも決められた時間内でクロージングまでできなくてもあっさり引きます。


今回のように特殊な取引を提案したい場合は、最初からPDFかなにかを用意ておいて、電話ではPDFを送付しても良いかどうかだけを伺い、再度電話させて頂きたいと思いますと言ったほうがスムーズでしょう。


電話を切った後、なんでこんな電話がかかってきたのか考えました。

新人ってことは、昨日入社式で今日から配属されたとか?

中途採用だったら詳細は分からないにしても、もっとまともな受け答えができるはず。


新人にいきなりセールスの電話を掛けさせるなんて、その会社、見込客リストを自らシュレッダーにかけているのと同じでは?

こんなセールスじゃ、後から「上の方の人」が掛け直してきても95%は聞く耳持ってくれないでしょう。


当たって砕けろ的な教えなのかしら?


まだ飛び込みのセールスの方が新人向けではないかと思いますけどね。


いや~、いきなり新人にセールスの電話を、しかも詳細を把握していないのに掛けさせるなんて、この会社は蘭月の中でブラック企業決定です。


私も大概ブラックな会社に勤めたことがありますが、若い時って不思議な耐性がありますから、ブラック企業でもそれなりに頑張ってしまうんですね。


新入社員のみなさん!


世の中には色々な仕事があります。

せっかく入った会社だから、という理由でブラック企業にしがみつくのはお勧めしません。