【2011-12-03(土)】
「嘘も吐き続ければ真実になる」とは、嘘を真実にしちゃいたいというお仕事の人がさも使いたくなりそうな台詞ですかねえ。
ところが、実際にそんなことのできる人ってのは、極く極く限られた選りすぐりの人なんでしょうねえ。
況してや、そのお仕事自体が「馬鹿じゃできない 利口じゃやらぬ 中途半端じゃ尚できぬ」類いのものだとしたなら、その選りすぐりの人に成る為には二つの道しか失いんでしょうかねえ。
天っ辺飛び抜けて「徳のある人」になるか、さもなきゃ比類失き「稀代の大悪党」になるかのどっちかでしょうかねえ。
その二つのうちどちらかの人でも、誠心誠意腹の底から言う限りは、例え言っていることが「嘘」であろうが「真実」であろうが、伝わる「誠」ってものがあるってことなんでしょうかねえ。
「極致に達したものは全て美しい」ということから考えてみても、極致に達していない「醜い真実」なんぞよりも、極致に達した「美しい嘘」の方のが余っ程伝わる「誠」があるということなんですかねえ。
「お馬鹿さん」か「お利口さん」か「中途半端さん」がお座なりに物申してるって状況じゃあ、「誠」を伝えるなんて以前の段階で、所詮「嘘」を「真実」に変えてしまうなんて芸当はできゃしないんでしょうねえ。
「嘘」だろうが「真実」だろうが、伝えることは「誠」の一文字なんでしょうから、逆に言えば、「まこと」さえ伝えられれば、それが「嘘」だろうが「真実」だろうが大したことじゃ失いかも知れないんでしょうかねえ。
ものごとが長いこと解決しないで、時だけが流れて行ってしまう最大の要因は、簡単に考えればそういうことなんでしょうかねえ。
んっ、もっと単純に考えれば、ものごとを解決したいと願うんなら、唯「普通の人」が正直に「真実」を話して「まこと」を伝えられれば長い時間は掛からないってことなんですかねえ。