訪問介護員を もう15年やっています。
2か月前から 週2回はいっている 80代ご夫婦利用者さん宅。
いつもの時間 朝 9時前3分にご主人がドアを開けておられるので
入口の部屋に居られるご主人に軽く おはようの挨拶をして
最も厄介な 奥さんの 奥の部屋に飛び込みます。
よく ベッドから 落ちられて身動き出来なくなってたり
毎回 尿失禁で 背中までびしょぬれ状態で居られるのを 清拭 介助する為です。
全く 動けない訳ではないのですが 統合失調症も持っておられ
とにかく 腰痛が苦しいらしく 動くのが怖ろしい感覚を持っておられる人です。
いつものように 何かを取ろうとされていたのか
顔半分はベッドの柵に押し当てられ うつぶせの状態 両脚は半分ベッドから九の字に曲がって
落ちかけてます。
(あら~ また 落ちそうになったの?)
と声かけ。
何か様子が変!!
いつもだったら
(早く 起こして!)と言われるのに 応答がない。
意識が無いというのはすぐに分かり
息していいるか 手をかざしてみるけど口は下にあって良く分からず
額に手をやると冷たい。
落ちている右手は紫色で やはり冷たい。
首筋で 脈を見ようと手を当てると
まだ 温かい感触があり 脇腹の部分も少し温かく感じます。
何もかけておられないので 寒かったし低体温症?引き起こしてる?
それとも もう亡くなってる?
救急車!!
その間 3分くらいだったようで
通報時間
9時1分との事。
救急車の到着までの支持。
(仰向けに ベッドに寝かせてください 気道確保!
習ってるでしょ 心臓マッサージ!
携帯持ってますか? 携帯で 119にかけ直してください!)
矢継ぎ早です。
スピーカにして 起こして向きを変えようとしますが
重い!
その時点で
(亡くなってる。。。。)
私
(動かせません! 死後硬直になってるかも!)
救急車
(頑張って起こしてください! 心臓マッサージも!)
結局 私は死体の利用者さんを何とか仰向けにし 必至で
名前呼びかけながら
救急車
(名前呼びかけはいらない!!!)
無駄だと思ったとき サイレンの音がするので
携帯に向かって
(もう 知りません!! 私 救急車迎えに出ます!!)
とかってに 切りました。
救急隊がはいって ものの2.3分で
(亡くなっています。 後は警察呼びます)
と帰ってしまい
はっと気を取り直して
自分の部屋で ぼーっとされているご主人に
(奥さん 亡くなってるよ)
よく事情が呑み込めないのか それとも もう 何か異変を感じられてたのか
無言のまま 表情は 変わりません。
耳が遠く 少し 認知も出ている人です。
会社に 連絡を入れると
ほとんど同時に 警察 ケアマネ 所長とすぐかけつけられ
警察は 6人ぐらい来ました。
第一発見者の私は とにかく すべての事情を同じことを
何人からも聞かれ
おまけに
(なにも触っていませんね)
ありえんだろう!!!
まだ 亡くなってるかどうか 分かってなかったんだから・・・
(救急隊の指示で 死体を動かし心臓マッサージもしました)
一応 不審死扱いなのです。
私たちは こういう事に遭遇することは かなりの頻度であります。
ただ 一人暮らしのうちには 応答がない限り
鍵が開いていても
脚を踏み入れないが 鉄則。
同居人が居ることで
今日の私は 1時間程度の 事情聴取で一応完結。
検視結果は まだ聞いていませんが
多分 心臓に動脈溜がある 心臓の薬を飲んでるという認識があったので
心臓からの 病だったと思われます。
多分 テレビも点けっぱなし(朝は必ず消されていたので)
昨夜 遅くか 何かを取ろうとして 発作が起きたものと私は
判断していますが、
そう長くは 苦しんでおられないとは 思っています。
ただ 見えてる左の眼は閉じらていましたが
柵の下側にあった 右目は 白目で開いていました・・・
今日は 午後も入ることになっていて
土曜日に
(あなたが作ってくれた オムレツがおいしかった
私は オムレツって初めて食べた。 今度はいつ来る?
その時作ってね)
と 喜んで居られ 気難しい 話もしない ばあさまと言われていたんですが
最近は すっかり 心を開かれ たくさん 私の話しに
声を上げて笑われ いい関係を築き始めていた矢先の出来事でした。
たくさんのヘルパーが毎日 午前 午後とはいってるなか
彼女は 最後を私に 預けたのか・・・
そんな 気持ちになったり
まだまだ とても死期が近いなんて思えない人だったので
人の命のあっけなさを 感じたり・・・・
とても 冷静な判断で えらかったと
今日の研修でも たくさんのヘルパーの前で 褒められたけど
違うんです!!!
その時は 確かにそうだったけど
夜まで 心が落ち着かず
立ったり 座ったり 寝てみたり・・・・・・・
やはり 人の死は かなりなショッキングな 私には出来事でした・・・