追記あります。

 

今晩8時から放映されている「ピョンチャンオリンピック2018 スピードスケート女子1500m」のゲスト解説者の一人が、町田樹さんです。
※私は草太くん応援とはまったく別枠で、樹くんを応援しています(現役時からのファンです)。

 

番組内で「町田樹のフィギュアスケート徹底解説」があるのですが、先ほどは羽生結弦選手の初練習解説、それから団体戦の解説をしていました。


これがとっても樹くんらしい、「わからないことはわからない(適当なことを言ってごまかしたりしない)」「自分が正しいと判断したことは、はっきりそう言う」で、感動しました!

たまたま羽生選手の初練習が今日だったので、それで樹くんがきゅうきょこの初練習についてもふれることになったのでしょうが、羽生選手については「この練習からだけでは正直何も判断できない」とコメント。


現時点で痛みがなければジャンプやスピンといった技術はすぐに戻ってくるはず、問題はプログラムをまとめあげるための持久力がどれほど戻ってきているかとのことで、「プログラムをまとめあげる点」にしっかりふれているのが、樹くんらしいなと思いました。

羽生選手、ソチ五輪団体戦練習時に樹くんがヒザを打ってしまったときは、すぐに駆け寄ってきてくれてありがとう。あのとき一緒のリンクにいた二人が、4年たってテレビ画面上とはいえまた一緒に映っていることに、何だか感無量です。

そして、宮原知子選手の「ジャンプ回転不足」について聞かれた際、樹くんは団体女子ショートで全選手のジャンプをスロー映像で慎重に比較検討した上でと前置きした後、宮原選手のジャンプは「何も遜色ない。自分の磨いてきた技術に自信を持って個人戦に突入してほしい」と言い切りました!


樹くん!いろいろと言葉をにごす解説者やコメンテーターが多い中、なんとはっきりと自分の意見を述べているのでしょう!

選手として実績を残し、今は研究者の道を歩みつつあるから、発言力も増していますね。こういうことをはっきり言えるようになるために、今の道を選んだのかな?などともちらっと思いました。

宮原選手については、大けがを乗り越えて五輪への切符をつかんだ全日本選手権の演技を高く評価していました。滑る喜びがあふれていたこと、それはきっと草太くんにも強く感じてくれたことと思います。
いつか樹くんが草太くんの演技について解説またはコメントする日を期待しています。

また、ネイサン・チェン選手の団体SPの失敗映像が流れてからのコメントで、「アメリカのテレビ放送のプライムタイムに合わせて競技を早朝から始めると設定されたが、元選手の立場から発言させてもらえば、今回の競技スケジュールはとうてい受け入れられるものではない」ともはっきり言ってくれました。

 

団体戦についてのコメント追記しました↓

選手たちにとっては本当に身体に負荷がある。団体戦に出場した選手は身体に疲労を抱えた状態で個人戦に突入していく。ここに団体戦に出場した選手としない選手と差が生まれてしまう。自分は団体戦と個人戦と逆にしたらいいのではないかと思う。そうすると個人戦はみんな元気な状態で臨めるし、団体戦に出る人たちも同じ疲労度で臨めるのでイーブンな状態を作れるかと思う。


そして、団体戦に出場した選手の体調を気遣い、個人戦への応援を依頼していました。終始、樹くんの優しさと誠実さがにじみ出る出演でした。
ソチで導入された団体戦でフリーを滑り、短い期間で個人戦に臨んだ樹くん。どれだけ大変かよくわかっていますよね。

 

樹くん、ありがとう。本当にフィギュアスケートを愛していて、選手たちのことも気にかけているのがよくわかります。

テレビ東京さん、樹くんを解説者に呼んでくれてありがとう。これからもぜひお願いします!

 

ソチ五輪団体戦、樹くんのフリー演技終了後のキス&クライ(スポーツナビより)


※テレビ画面出典:テレビ東京「ピョンチャンオリンピック2018【スピードスケート女子1500m】」