2012年10月31日のハロウィンの日、27週5日で娘のぴーちゃんは生まれました。
超低体重児の955g、身長はたった32.5cmで生まれたぴーちゃん。
生存率は90%、障害を持たない確率は85%と言われました。
生まれてすぐ抱っこもできないまま保育器に入れられて
長い、長い、治療の始まりです。
超低体重児で生まれた赤ちゃんはまだ臓器が未発達のため、いろいろな障害があります。
それを最新の医療と赤ちゃん本人の成長力で乗り越えていかなければなりません。
お母さんのお腹の中での成長は3倍の速さで成長できると言われています。
そのため、たとえ最新の医療をもっても早く生まれてきた赤ちゃんは
正規産で生まれてきた赤ちゃんよりも成長が遅く、
やっと明日、38週を迎えるぴーちゃんもまだ2250gしかありません。
38週といえば、普通は3000gぐらいはありますもんね。
どのぐらい早いタイミングで生まれてきたかにもよると思いますが、
ぴーちゃんの場合、3か月ほど早い出産だったので2歳のときで1歳ぐらいの大きさなのかな?
と思います。
自分なりに調べてみた情報になりますが言語の発育、歩いたりする行動の発育も
やはり正規産で生まれた赤ちゃんよりも遅くなるケースが多いみたいです。
私はぴーちゃんが生まれた時に人とは比べず、ぴーちゃんのペースで
健康に育ってくれればいいと思いました。
若いころの私は仕事でもなんでも、人と比べたがったり、人よりも一つ頭が出ていたい、と
思う人間だったんですが、ある時それはとてもくだらないことであり、
ただ自分がとても疲れてしまうことだと気づき、その仕事も辞めてしまったことがあります。
それに気づいてからは『自分は自分』をモットーに生きていけるようになりました。
でも、この前ある方の相談(つぶやきみたいなもの)を見て、心を打たれました。
その方も私と同じ低体重児のお子さんを持っていらっしゃって、
もう1歳を過ぎているんですが、外出先で
「今、赤ちゃん何ヶ月ですか?」と聞かれたそうです。
「今、赤ちゃん何ヶ月ですか?」と聞かれるということは、1歳以下の子だという認識の元で
質問してることになりますよね。
見知らぬ人に声をかけるとき、ファーストコンタクトで使いやすい質問の一つだと思うんですが、
場合によっては答える側も答えられる側も気まずくなるなぁと思います。
人は悪気が無くても心ない質問をしてしまうときがあります。
「今、赤ちゃん何ヶ月ですか?」
「今、お腹の子は何ヶ月ですか?」
「1歳でまだ歩けないのね?」
誰もが皆、正規産で生まれてきたわけじゃないから成長も違うし、
誰もが皆、幸せな妊娠とは限らないから妊娠=幸せなことという認識も違うと思います。
「自分は自分」と思っていても、そうやって言われてしまうと自分が他人と比較していなくても
他人が自分を比較するので嫌でも気になるし、とても傷つくと思います。
私は切迫早産になる直前まで仕事をしていたんですが、
同僚の男の子の奥さんも妊娠中で私よりも2か月ほど早い出産予定でした。
実際は私の方が早く産むことになってしまったんですが、
その奥さんはつわりもひどく、切迫早産で安定期に入ったころからずっと入院をしてました。
なので同僚の男の子は私の体をよく気遣ってくれてました。
私はつわりも軽く、普段通りの仕事をすることができたので
「全然平気!妊娠前と変わらないぐらい元気だよ!」
とよく言ってました。
私としては仕事に支障がないように気を使ってそのように言っていたんですが、
今思えば同僚の男の子はずっと奥さんと赤ちゃんが心配で堪らなかっただろうに
私はその気持ちを察することもできず、明るく接してしまいました。![]()
もっと同僚の男の子と奥さんのことを気遣ってあげればよかったと後悔しました。
幸い奥さんは良い病院に巡り合えて、1か月早い早産でしたが3000gを余裕で超える大きな
男の子を出産したのでよかったです。
自分が順調で幸せなときには周りへの配慮を忘れてしまうことがある、と勉強させられました。
これからはその人が今、どういう状況なのかを察するようにしてコミュニケーションを持てる
人間になりたいな、と思いました。
自分が大変な時期なのに、私の体を気遣ってくれた同僚の男の子に感謝です。
そのことを伝えられず会社を辞めてしまったので、いつかお礼を言えたらいいなと思います。