今回はルワンダに赴任して3か月記念ということで、この仕事の魅力を紹介したいと思います。

1.スゴい人と接する

2.幅が広い

 

1.スゴい人と接する

僕が勤務する大使館は日本人の数が10名少々ということでかなり小規模です。

小規模ですがトップから担当レベルまで揃っており、以前の職場などでは到底話す機会のなかった社長、副社長に当たる人物と直接仕事に関するやりとりをする機会があることがあります。

社長に当たる人物は大使館では、もちろん「大使」ということになります。任期付きの派遣という立場なので、常にお話しさせていただく機会があるというわけではありませんが、運よく直接ご指導いただく機会や、会食で同席する機会が最近ありました。

特に会食の席では、企業の重役を相手に経済や政治の話をされているのを聞き、当たり前ですが「同じ場所に住んで、同じ組織で働いているのに、こんなにも自分とは見る視点が違うのか!」と驚きの連続で、物事を捉える視点が身に着きました。

大使、といえば通常の人にとっては手が届かない存在であり、僕も前職や前々職の仕事をしている中では到底お話することもできない方なのです。そのような方と同じ職場で働くことができるというのは、専門調査員のやりがいだと思いますし、特に自分のような若くて経験のない人にとっては今後につながる学びが多いと思います。

 

2.幅が広い

専門調査員の仕事は、その名前に反して専門性というよりは適応力や柔軟性が問われると思います。特に小規模な大使館では、どっかりと椅子に座って専門的な調査を・・・というよりは、多くの業務を浅く広くこなす力が問われると思います。

例えば、時には経済系の会議に出席して報告書を書くことやGDPの成長率などに関する報道を報告するなどという仕事がある一方、ある時は大使館が行う文化行事の担当となり、関係業者と交渉したり、広告を作成するなど、どちらかというとソフト寄りの仕事をする機会も頂きました。

それぞれの仕事に必要とされるスキルは異なるので、うまく頭を切り替えるなどして臨機応変に対応することが重要だと感じます。どんな仕事を頼まれても自分が成長できる機会ととらえて積極的にやれば、それなりに楽しむことができるとも思います。

また、仕事の中では現地職員をはじめとして、JICAの方、任国政府の方、日本企業関係者などと幅広い方々と仕事をする機会があるので、積極性さえあればいろいろな人とのつながりを作り、興味深いお話を聞くことも可能だと思います(←まだここまではなかなかいっていませんが・・・) 

 

一方、赴任前には、「通訳」とかをする・・・と勝手なイメージで話していたかもしれませんが、通訳を行う機会は皆無でした。

 

ご参考になれば幸いです。