インド実習もはやいものでもう5日目。
今までお世話になったティントダ村を去って今度はIRMAという大学院大学へ向かいます。
この大学は地方活性化のリーダーを養成する大学で、インドでは超エリート大学なのです。
私たちはここで授業を受けたり、現地の学生と交流することになっています。
まず、着いたらその広い敷地にびっくり!
外の喧騒とはうってかわって緑いっぱいの静かなキャンパスが広がっています。
まず到着すると部屋にチェックインするのですが、今までの部屋と比べたらそこは天国
まず、とても広い一人部屋で部屋にエアコン、ホットシャワー、机などがあります。
そして、食堂で提供される食事は日本人の好みを反映したとてもおいしいもの。
しかもバイキング形式で食べ放題なのです。
着いたその日は現地学生が迎えてくれていろいろと交流します。
彼らは本当によくしゃべりこちらが質問しなくても自己紹介したり、日本のことについて聞いてきます。
そして、大学生にも関わらずバックグラウンドが様々。
エンジニアを経験したのちにここに来た人もいるし、
他の会社で働いてか入学した人もいる。
日本のようにストレートで入った人はいませんでした。
国の事情の違いを感じさせますね。
メンバーもここについてすごく明るくなり、一人部屋でリフレッシュできたようです。
しかし、3日目、私たちはプレゼンテーションをしなければならなかった。
以下は旅行記抜粋である。
正直言って私は驚いた。
それは、メンバーのプレゼンテーションに対するアレルギーというか強い不安である。
なぜだ、英語のプレゼンなんて日常茶飯事ではないかと思う。
いや、それは私が国際教養学部という極めて稀な学部に所属していることに起因しているのだとも思う。
というはそもそも普段英語をしゃべる機会がなかなかない連中に英語でプレゼンをさせること自体間違っていると思う。
しかもトピックはたった今学んだ真新しいことで、準備時間も2時間以下と非常に短い。
これはいわゆる無理ゲーである。しかも担当の教授のDr Ila Patel は生徒の話を良く聞いていて少しの矛盾や疑問があると容赦なく突っ込んでくる曲者である。
これは第二次大戦の例にたとえられる。大戦末期、日本軍はパイロット不足により、海戦経験のないパイロットを空母に乗せて、最新鋭の機器をそろえたアメリカ軍に立ち向かわせようとした。そして敗北した。有名なマリアナ沖海戦である。まるでマリアナ沖海戦をインドでやっているかのようだ。だからこれはメンバーを責めることはできない。来年からプレゼンテーションはプログラムとして残るのだろうか。
こんなマリアナ沖海戦の例を出すまでにプレゼンの出来はひどかった。
まあ、俺はしっかりやったけどね。
ここで空気もイッキに重くなってしまい、しかもいろいろあってこのプレゼンはすごく長引いた。
あー、疲れた。 誰もが思っていた。
そのあとの夕食もなんだか気が重かったような気がする。
あたりもすっかり暗くなってしまい、9時を過ぎてからのミーティング。
そこは先生が空気を察して短めに終わらせてくれた。
そして、その夜何が起きたのか?
みんなが寝静まった頃、廊下を歩く足音が・・・
だ、誰だ・・・・
まさか、男女間の裏の交流が・・・
「卓球やろうぜ!!!!」
なんと、驚くことにIRMAでは体育館が24時間開放されていて、深夜でもスポーツができるのです!
プレゼンやミーティングでヘトヘトになった僕たちは12時から卓球をしました。
一番ビックリしたこと、それはインド人が全く汗をかかないこと。
私はもう10分でびしょびしょになってしまって、水分を大量摂取していたが
インド人は涼しい顔をして水も飲まないのだ。
結果はだいたい五分五分。
インド人、いつもやってる割には弱い。
そんな感じで2時まで卓球をした私たちは次の日、8時に起きてデリーへと向かうのでした。
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ひやひやさせてゴメンね。
次回はいよいよデリーへ向かいます。