あれから四年半を目前にして | PROBODYBOARDER 角田恵 blog

あれから四年半を目前にして

先日の里帰りからの戻りに
国道6号線を通って帰ってきました

原発避難エリアになっている場所の中を走っている道です

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一目では
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人のいない場所だという見分けをできない

どの信号も点滅信号(側から車が出てくることがないからでしょう)で
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通行は二輪車不可
六号線から入る脇道は封鎖されているか
警備員さんがいるか

道沿いの建物には津波被害の跡はなく
民家も
パチンコ屋さんも
飲食店も
ファッションセンターも
原形をとどめたまま
辺りの草たちが自由にすくすくのびているのみで

突然ゴーストタウンになってしまったままだった

すれ違う
ダンプと観光バス
観光バスにはどうやら居住可能エリアから
原発関係の作業に携わる人達が乗ってきているようだった

まだ戻る事を許されていないエリアは走っいて30kmはあったと思う

走りながら
辺りを見回しながら
沢山の矛盾と疑問が頭に浮かんだ

居住できないエリアに立っている警備員さん
二輪車は通れないけれど、車の窓を開けることは構わない?
あちこちに積まれた除染した土壌を入れた黒いビニール袋の今後
居住できないエリアと居住可能なエリアの境界線
グレーゾーンだらけ

私が見た私の
率直な感想でしかないけれど

津波で家や仕事場が流されてなくなってしまった訳ではなく
使える状態の場所なのにも関わらず
事故から4年半が経とうとしている今もなおゴーストタウンのままの街並み

やっぱり危ない?
そうとしか考えられない景色だった

更には
そこのグレーゾーンを増やして
うやむやにしようとしているのか

人間が扱いきれていない為に
判断が曖昧な見えない恐怖

再稼働
日本や世界の各地にある原子力発電所の周りにも
あのゴーストタウンができる可能性がある

とても考えさせられる六号線ドライブでした