沖縄での食べ物の代表はソウーキそばでしょうか、この中で、麺を製造する過程で小麦粉を練る時に「木灰」を用いた木灰そばに人気があります。木灰は、木材を燃やした後に生じた灰を水に溶かし、煮詰めた上澄み液で主成分は炭酸カリウムであるとのこと、いわゆる「かんすい」と同じような働きをするようでうです。

私は、沖縄そばの製法体験でこの木灰を用いたものを作りましたが、さすがに美味しいと感じました。

なお、昔は首里などの町屋で煮炊きした灰をいただいていたようですが、燃料がガスなどになってからは木灰の入手が困難になり、そばのためにわざわざ灰を生産するのは大変で、今では貴重な産物になっているようです。

沖縄の観光案内で「木灰」そばと記載しているお店で、食べてみたらいいと思います。