忖度という言葉、以前はなかなか見かけなかった言葉ですが、今はもう流行語に入るような熟語です。

多分、東大出の中でも秀才の部に入っていた佐川元国税庁長官、一人悪者になりそうですね。どんなに政治家やその夫人を忖度して、国会でうその答弁をしても、誰も守ってくれません。たまたま財閥の家系に生まれて、弱者の気持ちなんか忖度できない麻生財務大臣なんかは、もう佐川、佐川と呼び捨てにしています。

佐川さん国会の参考人として召喚されそうですが、どんな風に答えるのでしょうか、多分小さいころから出来が良くて、家族や同級生にすごいねなんと言われて、苦境を知らずに成長してきたでしょうから、今まではたぶん、唐時代の詩人(王維)酒を酌んで裴迪に与うにある「朱門先達笑弾冠」の気持ちだったかもしれません。しかし、今回の失点で財務省の仲間たち、手のひらを返し「白首相知猶按劔」です、薄情なものですよね。

佐川さん今は失意の中にあると思います、ただ「世事浮雲何足問」です。この前のような国会のウソ八百が現状を招いて、一人の人が自殺までしていることですので、今度は、すべて正直に話したら心の苦しみから逃れると思います。出世なんてくそくらえと思って・・

しかし、今回の登場人物、麻生も、首相夫人もなにか品格にかけていますね、彼らに「人情飜覆似波瀾」くることを願ってしまいますが・・