一級建築士資格、建築関係の業界で働く人にとっては取りたい資格かもしれません。しかし、最近の資格試験は合格率も低下し10%程度でしょうか、そもそも、受験できるための条件が、誰でもというわけでなく、大学の建築学科を卒業して経験を積んだ人とか、あるいは、2級建築士などを取ってから数年の経験など、これも条件が厳しい。このような方々が受験しての10%程度というのは厳しすぎるのではないかと思う。
仕事をしながらですから20代で合格できればラッキーですが、人によっては40代、50代までかけて受験しやっと合格などというのは、クレージーと思う。
しかも、大学院修士課程を出てからさらに資格試験のための学校に行き100万円~200万円もの授業料を払っての資格、もはや、異常というしかない。
私自身一級建築士ですが、今のような時代では到底合格できないと思いますが、こんなに難易度を上げても、医者のような高収入が得られるものでもなく、費用対効果が見合わない資格に疑問を持ちます。
今、働き方改革が叫ばれていますが、一級建築士受験制度改革も必要です。例えば、製図、今T定規やドラフターでは描きませんよ、みんなパソコンです。前近代的な制度は変えるべきです。たとえば大学4年で受験できるとか、あるいは、大卒は免除にするとかにしたらいいと思います。まさか、高額な授業料をとる資格試験予備校と結託していると思えませんが・・・
無駄な青春、いつもいつも試験のことを考えて送るなど、つまらないですよ、家庭崩壊にもつながります。
所管官庁である国土交通省のお役人さんたち、考えてください。今こそ、一級建築士受験制度改革が必要です。