建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が平成27年7月8日に公布されました。ここで、「外皮」という耳慣れない言葉が出ています。
外皮の仕様基準には、省エネのために【天井・屋根の断熱】【外壁の断熱】【床の断熱】【開口部の断熱】【開口部の日射遮蔽】の基準がそれぞれ設定されており、昔の日本家屋のような、柱と梁、そして、外も障子で造るようなことはできなくなってしまいます。
日本の夏は蒸し暑く、清少納言の徒然草には「家の作りやうは、夏を旨とすべし、冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は 、堪へ難き事なり」と。とありますが、これからの日本に家屋はクーラーに依存した、窓が小さい倉庫のような建造物が建ち並ぶのでしょうか。