沖縄では美人のことを「ちゅらさん」と言います、これはTV番組にもありましたからご存知の人も多いと思います。美人といえばだれもが秋田美人を想像しますが、日照率と関係するようなことを聞いたことがあります。確かに年間日照率では、全国の都道府県で最下位の47位は秋田県の1,647時間、 です、沖縄県も想像以上に短くて42位の1760時間です。

でも、美人とはなんぞやですが、『源氏物語』第二巻「帚木」(ははきぎ)の巻の冒頭に語られている「雨夜の品定め」に女性論が書かれています。ここでは理想的な女性はめったにいず、殿上人や受領階級などの中流階級の女性に、個性的ですぐれた女性は特に少ない。しかし、とりわけさびしく荒れ果ててツル草に覆われたような土地で、可憐な娘に出会ったりすると、不思議に心引かれるとあります。中世の男性も心美人を求めていたのでしょうか、秋田も沖縄も都から離れており、心惹かれる美人が多いのかもしれません。