昭和19年8月22日、終戦のほぼ1年前に沖縄から学童疎開のために内地に向かった「対馬丸」がアメリカの潜水艦に撃沈されました。
事件から70年、その惨事が今でも沖縄では語り続けられていますが、今回、カツオ漁のために出漁していた高知県の漁船乗組員の手記がNHKで報道されました(なんでもNHKの記者の祖父はその人だったようです)
この事件で死者が1400人余りでましたが、当時の同僚の漁船員(奥田一雄さん89歳)の話も報道されていましたが、対馬丸を守るべき「駆逐艦」が救助に参加せずに、そのまま逃亡、だから多くの被害者を出したと証言してりました。漁船は船に乗せることのできる70人余りを救助し、それ以上の乗船は不可能で、泣く泣く現場を離れたそうですが、「軍」とはいったい何のためにあるのでしょうか、軍人が命が惜しく民間人を見殺しにすることが、あたりまえのことでは、高い税金を使って彼らを養っている国民にはたまったものではありません。
自衛隊がそうならないことを願いますが、ただ、誇り高い?旧海軍が対馬丸の児童生徒を見殺しにしたことを考えれば、やはり、無理というものでしょうか。