もういくつ寝るとお正月という童謡がラジオから流れてきますが、内地ではお正月気分は高まっていますでしょうか。
ここ南国沖縄では「辺野古の埋め立て」について県知事が認めたことについて、お正月気分が吹っ飛んだような状況です。
連日、新聞には「金で沖縄を売った」「選挙で反対表明して当選したからには辞職して信を問うべきだ」などの反対者の怒りの声が満ちています。
しかし、沖縄の自民党は「賛成」であり、新聞には載らないが「賛成」の人々も多く居るのも事実です。
また、埋め立てだけについて言えば、公共事業を行うためではないかと思われるような海岸部の埋め立ては多く、もういらないのではないかとも思われた沖縄市の「泡瀬」の埋め立ても認可され工事も行われています。
しかも、沖縄市は革新系の市長さんでこの埋め立ても民主党政権下で「強行」されました。地元産業といえば公共事業である沖縄の特殊事情です。
辺野古は、17年も前に決まりながら、着工できなかったことには、埋め立てで自然が壊されるという以前に、アメリカ軍の基地という性格から県民が反対をしているわけです。
大田前々知事、稲嶺前知事も埋め立て申請の免許が認められたと言っても、実施は絶対に無理と言っていますが、これから始まる海上ボーリングは警察も県民も大事にならなければいいと願っているはずです。