人生とは学校である、そして、幸福よりは不幸の方が良い教師である、いう格言があるが、言い得て妙である。人間だれしも幸せを望み、不幸を望む者はいないが、不幸の方が良い教師であることも確かに事実である。

人生も長く生きると、否が応でもさまざまな経験を積むことになるが、そこで得られる人生訓は、幸福とは何?、あるいは不幸とは何?のような茫洋とした感じです。

方丈記の鴨長明は「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し・・・」とあり、このことなども、人には必ず幸もまた不幸も訪れることを示しています。

年末も近づいていますが、やはり、幸多かった年であったこと方がいい年だったというでしょうね。

写真はクマがでたという兼六園です。
maruのブログ