沖縄はまた梅雨の戻り、今日は雨です。今日の新聞の旧日本海軍の大田中将の指令旗がアメリカ側から返還されてとありました。
大田中将といえば、「沖縄縣民斯ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の電文が知られており、陸軍の牛島中将と比較され、軍人嫌いな沖縄県民にも好感を持たれている人です。
軍隊は最後に国民に銃口を向けますので、(中国でも、北朝鮮でも、いま混乱している中東でも、世界各国で)いい軍体と悪い軍体とがいるとも思われませんが、後世の人に沖縄戦の悲惨さを伝え、そして、犠牲になった人々に対して、特別の御高配を賜らんことを望んで死んだ大田中将、わずか31歳の命であったが、戦いの前面に立ち、むなしい戦争を実感したのかもしれません。