三陸の津波からもう1年、宮城(174人)、岩手(9人)、福島(691人)、3県以外113人合計987人が沖縄県内への避難者数である。東京、大阪、京都などに次いで避難者の数が多い沖縄県であるが、故郷に帰りたいが約7割、しかし、帰れないという地元新聞社アンケート結果である。
遠く沖縄までの理由は、原発事故が怖いというのが多いらしいが、しかし、生活は大変、就職ができないという避難者も多く、中には生活保護で生活をしている世帯もいる。
沖縄県は全国でも就職が難しい県で、地元の琉球大学を卒業しても半分は就職できない位の県、避難者で特別なスキルをもった人でないと沖縄での就職はまず難しい、沖縄は観光の島であるが職場ではない、特に、地元以外の者にはというのが実態かもしれません。
避難者の方々、今後もずうと滞在したいという方が4割を超えていますが、併せて、支援も継続してほしいとも要望しています。
なお、避難者が地元の知人に沖縄への非難を進めている現状もあり、県では、今後も沖縄への避難者が増えると予想していますが、沖縄の人の温かい心に依存するのもだんだん難しくなっていきますので、難しいが避難者が自立できる支援策がなによりも必要なのかもしれません。