このごろ都ではやるもの、スマホ、就活、農ギャヤルとでもいうか、最近の若い女性が農業に関心を持っているらしいことをマスコミで報道されています。

若い人が、特に、女性が農業に関心を持つことはこれからの日本に大変いいことでしょうが、しかし、マスコミ受けだけを狙ったような行動には限度があると思うし、また、これまで営々と何代にもわたり農業に従事してきた人の共感を得ることはできないと思います。すなわち、農業はそれほど楽ではないし、また、それほど楽しくもない産業でもあります。

日本は2000年も農業が国家の基本であったことは、今の天皇家の様々な歳時をみてもわかるとおりですが、しかし、明治開国以来富国強兵、殖産興業が国家の基本となり、農業がおろそかにされました、すなわち、1年間苦労して米や野菜を作っても、いわゆる、月給とりにはかなわないことが140年間も続いています。それほど、日本の農業は国際競争力を失ったわけですが、しかし、いつでも農業がやはり日本の大本ではないかという考え方も多くの日本人の頭にあります。

いま、若い人々の就職難の時代、農業を近代化して法人化した中で若い人たちが夢を持って農業に従事できる体制が出来れば、少しは、就職難の助けになるかななど農ギャルの記事を読んで思いました。