最近の地球、本当に変ですね、地震・津波・台風。みな超弩級のものばかりですね。熊野大社といえば、中世が武家の信仰や、また、庶民の人気のスポットであり「蟻の熊野もうで」ともいわれていた。

しかし、現在の社地は山の上にあるが、これは1889年(M22年の大洪水に流され、移築されたもので、それまではBC3年以来(伝承)ほぼ2年年も熊野川の中州にあったことになる。

社殿が洪水でながされたのは明治以後、山林の伐採が急激に行われたことにより山林の保水力が失われ、大規模な洪水が引き起こされたからと言われています。

今回の台風12号の水害の様子を見ていると、今回の被害も、さきの津波被害同様、これも数千年に一度の洪水かと思ってしまいます。

しかし、2千年も河川の中州のあっても被害を受けなかった熊野大社が山林の荒廃により保水力を失い一気に荒狂う濁流となったと同じように、全てが自然災害とも言えない部分があるかもしれませんね。

災害とは有る意味人災でもあることも知って、防災能力を高める必要があるかもしれません。