福島県の牛肉からセシユムが基準値の73倍というニュース、放射能汚染いったいどこまでという恐ろしい気がし、また、あの「牧場の朝」の唱歌にもある穏やかな福島の酪農家の悔しさを思います。
一体、世界で唯一の被爆国で、これまで、原子力の恐ろしさを世界に喧伝し、一方で安易な原子力政策を進めてきた日本、一体なんだったのでしょうか。
原爆投下から僅か18年、昭和38年には東海村に原子力発電がおこなわれていますが、科学者たち平和利用でうれしかったでしょうね、しかし、その科学者たちの子供たちが、孫たちが広島、長崎と同じ放射能で被爆(被曝)、こんどは自国製の放射能でです、そして、家族が崩壊、美しい山河も汚染されてしまいました。
今まで、一貫して原子力発電所の危険性を指摘してきた政党は多分、社会党の流れをくむ社民党かもしれません、しかし、旧社会党もいつも野党で、小さいくせにコップの中の争いばかり、すなわち、内ゲバばかり、良識のある人々は離れて行きました。
今になって、原発について社会党の政策が正しかったなどと言っても、仕方がありません、政党はある意味森羅万象に対応しなければなりません、原発以外は、荒唐無稽的な政策も多かったことも事実、なにか、今の菅首相も、原発政策は正しいが、他はもう荒唐無稽、国民の支持も10%台とか、昔の社会とを見ているようです。
いつも、犠牲者は国民、戦争も、震災も、原発事故も・・