小栗上野介(1827-1868)を御存じでしょうか、彼は江戸幕府の旗本で1860年(万延元年)34歳の時、井伊大老の抜擢により日米修好通商条約批准の遣米使節(目付・監察)としてアメリカに渡たり、その後の八年間幕政をささえ、日本の近代化を押し進めた人である。
しかし、彼の偉大さを知らない田舎者官軍(勝てば官軍の薩摩長州勢)に斬首されたが、彼の偉いところ、及び潔白なところは渡米の費用、および、その後の地球一周の費用は公費はびた一文貰わず、全て、自分のお金であったところ。

昨日の東電の株主総会で、原発事故を起こし、無能な幹部(辞めたが)に、年給7,000万円余りの高級で蓄財した全財産を処分して、賠償に充てよという声があったそうだが、彼らはほっかむりして逃げるだけ。

武士だった小栗上野介とはずいぶんの違いますね、日本の幹部、首相をはじめ武士はもういないのでしょうね、ある意味、盗っ人猛々しいという言葉が当てはまるのでしょうか。