災害発生時における軍と警察、民度の成熟状況でずいぶん違うようです、大正の関東大震災時には流言飛語が尾ひれをつけて飛び交い、このため軍と警察は治安のために戒厳令を発し厳戒配置についき、参加兵力は第一師団・近衛師団、第二師団(仙台)、第八師団(弘前)、第九師団(金沢)、第十三師団(高田)、第十四師団(宇都宮)の歩兵部隊を主力として、全国各師団より出来るだけ多くの工兵隊・衛生隊を招致し、最盛時の兵力は63,000人になったとある。

しかし、今回の東日本大震災では自衛隊員は約10万人が動員されましたが、治安には当たる必要もなく、全員が救援活動に投入された。

すなわち、関東大震災とは異なり、ぞの全員が被災者の救援に当たったのであるから、治安を主とした関東大震災時の軍の行動とは天と地の差、やはり、民度の成熟度というか、情報開示の世、民主主義の世の中が国民にとっては不幸中でも幸いとも言えますね。