日本は災害列島であり、地震、津波、そして台風がたびたび襲い、今回の東日本大震災はまさに「国難」と言われる位の大被害をもたらしたが、台風もまた、「神風」のような場合もあるが、それは稀であり、ほとんどが大きな被害を与えている
これまでわが国に来襲した昭和9年9月18日~21日の室戸台風で大阪市内において瞬間風速60m/sec以上(ただし風速計が故障)、室戸で45m/sec、昭和18年8月24日~27日の台風で徳島において48m/sec、昭和26年10月14日~15日のルース台風で細島において48.9m/sec、また、昭和29年8月12日~19日の5号台風で石垣島において47.4m/sec、であるが、昭和29年は台風の当たり年であり15号台風はあの洞爺丸台風である(洞爺丸台風は鹿児島から北海道まで1日で縦断している)。
なお、先日沖縄を襲った台風2号は風速55m/secであったが、この風速の凄さは、これまでの台風の記録でも時別に大きなものであることが分かる。