沖縄での強大な台風を経験しましたが、風速55m、頑丈なRCビルが揺れ、部屋のガラス窓が破れるのではないかと思いびくびく、割れたら畳で応急措置なかなどと考えていましたが、個人的には大過なく過ぎ去りました。
しかし、沖縄の野菜は潮風で8割の被害で農家の被害額は甚大であり、これからの沖縄のキッチンを直撃するものと考えられます。
なお、これまでの沖縄の建造物は台風を第一に考えた、低い建物で、家屋の周りも石垣で囲い、沖縄独特の風景を醸し出していました。しかし、最近は全て鉄筋コンクリート造であり、南仏にでもありそうな瀟洒な建物も結構見られ、この街の状況を見ても豊かになったオキナワを実感することが出来ます。
亜熱帯の島沖縄はその地の利を生かした農業もできると思いますが、政府が買い取るサトウキビの耕作が最も多く、農業に従事している方は若いころからの専業農家よりも、むしろ教員や公務員の退職者も多い感じで、専業と言っても内地とはずいぶん様相が違います。
一昔前であれば今回のような台風は農業主体であった沖縄経済に大きな影響を与えたと思われますが、今は、基地経済と年金が?大きな柱でもあり、強大な台風も専業農家の他はそれほどの影響は与えないのかもしれません。